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ソニー・ピクチャーズが展開しているソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)シリーズの一つとして公開され、直後から多くの批判を集めた映画『マダム・ウェブ』。
2024年に公開予定のSSU映画3作品のうち、スタートダッシュを切った本作が大きく失敗したことで、後に続く映画にも悪影響を与える結果となってしまった。
現在、本作の制作に関する情報が新たに入ってきている。業界関係者によると、『マダム・ウェブ』のストーリーが支離滅裂だった理由の一つに、S・J・クラークソン監督が映画の制作に入る前、スタジオ側が脚本の数ページをカットしたことが挙げられる。このカットが原因で、第2幕と第3幕にストーリー上の問題が発生したと報告されている。
具体的にどの部分が脚本から削除されたのかは明らかになっていないが、この決定がストーリー全体に大きな影響を与えた可能性がある。
さらに、『マダム・ウェブ』は当初から舞台設定に関する情報が錯綜しており、現代を舞台とする案や2000年代を舞台とする案が検討されていた。結果的に後者が採用されたものの、この過程で制作陣の混乱があったと推測される。
なお、SSUシリーズの過去作『モービウス』でも類似の問題が発生しており、終盤のシーンが完全に撮り直された経緯がある。この改変が失敗の一因ではないかと指摘されている。
いずれにしても、脚本段階で問題を抱えながら撮影が進められたことなど、クリエイティブ面での課題が浮き彫りになった。本作はそうした問題が解消されないまま完成してしまった作品の一例といえるだろう。
SSUシリーズは現在公開中の『クレイヴン・ザ・ハンター』をもって実質的に終了すると報じられており、今後新作が製作される可能性は低い。せっかくの人気キャラクターたちを活かしきれなかったのは残念でならない。
別の記事では、SSUシリーズにスパイダーマンが登場しなかった理由についても詳しく報告されている。
果たしてソニー・ピクチャーズは、自社が保有するマーベルキャラクターたちを用いて、今後どのような施策を進めていくのだろうか。続報に注目していきたい。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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