ライアン・レイノルズ、『デッドプール4』に「冗長に感じる」 ー チーム合流の可能性にも言及

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2024年に唯一公開されたMCU映画『デッドプール&ウルヴァリン』

20世紀FOX時代に制作された『デッドプール』『デッドプール2』の正統続編であり、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの復活やMCUシリーズへの待望の参入に加え、MCU初のR指定映画として、公開当時は大きな話題を呼んだ。

映画の成功を受けて『デッドプール4』を望む声が絶えない一方、最近海外メディアのインタビューに応じた主演のライアン・レイノルズは、さらなる続編について「冗長に感じる」と言及した。

“デッドプールを中心に据えるには彼からすべてを奪い、壁を背負わせるのが一番です。もう二度とそんなことは出来ないんだ。4回目ともなると同じことの繰り返しばかりで、少し冗長に感じてしまう。だからといって楽しさを犠牲にするわけにもいかない。デッドプールには充実感と迫力のあるストーリー展開がまだあります。”

つまり、ライアンはデッドプールに新たな試練を課すとしても、似たような展開では観客にも演じる側にも飽きられる可能性があると懸念している。

1作目では恋人ヴァネッサを守るため、2作目では自身の能力やヴァネッサを失う悲しみ、そして3作目では親しい人々に加え、自身の世界が消える危機を描いてきた。シリーズが進むごとにデッドプールに立ちはだかる壁は大きくなっている。

4作目を制作するには、これまでをさらに超える要素が必要だが、それは過去の繰り返しにもなりかねない。そのため、続編を作るならば大きく一新する必要があると考えられる。

ライアンは別のインタビューで「次にデッドプールを演じるとしても主人公ではなく脇役として登場したい」とも語っている。

また、デッドプールがアベンジャーズやX-MENなどのヒーローチームに加わる可能性についても持論を述べている。

“彼はアベンジャーズやX-MENに加わるべきではないと思うんだ。もし彼がどちらかに入ったら終わりだ。(中略)一緒の映画に登場すればうまくいくとは思うけど、デッドプールは常に部外者でなければならない。彼の究極の夢は受け入れられ評価されることだ。しかし彼は受け入れられないのだ。ユーモアで恥を紛らわすという彼の対処法は、多くの欠点を覆い隠すために使われるときのみ有効だ。もし彼がアベンジャーズやX-MENになったら、彼の旅は終わりを迎える。”

これは『デッドプール&ウルヴァリン』でも明確に描かれており、アベンジャーズ加入を断られたウェイド・ウィルソンが自分の存在意義を見失いかけるシーンがある。誰にも求められない無力さを否定するための行動こそが、デッドプールのアイデンティティを支える要素でもある。

そのため、ヒーローチームに加わることはデッドプールのアイデンティティが失われることを意味すると言える。

ただし、ライアンは将来的に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』や『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』でデッドプールが登場する可能性があるとも示唆しており、チームに加わらずとも共闘する展開はあり得るのかもしれない。

果たして、次なるデッドプールの活躍はどのようなものになるのだろうか?今後の情報に注目していきたい。

『デッドプール&ウルヴァリン』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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