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Disney+ (ディズニープラス)で配信されたマーベルドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』は、配信当初からCGのクオリティについて多くのファンから指摘されており、映画や他のドラマと比べても明らかにチープに思えるシーンが数多く確認されていた。
そのうちの理由にはマーベル・スタジオがあまりにも同時に作品制作をタイトなスケジュールで行っているために、質より量の体制になり、ドラマの映像の品質が落ちたと言われている。
最近マーベル作品の問題点について取り上げた海外メディアの記事ではこのCGの品質低下について触れ、大きな理由のひとつには元幹部のヴィクトリア・アロンソ氏の解雇が影響していたことを伝えている。
彼女は元々CGなどを担当するチームなどのディレクションも行っており、スタジオ側との対立によって解雇されたことで、特にドラマ分野での品質低下を招いたとしている。親会社であるウォルト・ディズニー社もその点には懸念を示したとのこと。
また『シー・ハルク』については、匿名で関係者が証言をしており、VFXの品質低下は中途半端な脚本のせいだとも指摘している。
脚本についてはも土壇場での変更があったり、脚本自体を監督する人材不足などから、VFXチームはその制作に追われてしまった。
こういった理由から『シー・ハルク』を初めとしたマーベルドラマのCGのクオリティの低下が発生していたのだ。
現在はディズニー社のCEOボブ・アイガー氏も話していた通り、ドラマや映画の数は減らされ、量より質の体制へと変わっていくことが明言されている。この影響で多くの作品が当初の予定より延期されているが、内容によりこだわるのならば、いまは我慢の時期だと言えるだろう。
それでもマーベル・スタジオの新作は、2023年でも3作の映画や2作のドラマが配信されているハイペースっぷりだ。今後どの程度減らされていくかは不明だが、少なくとも以前のように多くの新作発表が行われる機会はなくなっていくだろう。
果たしてマーベル・スタジオはCGの品質低下の問題を、組織の体制とともに改善することができるのか?今後の動向に注目しておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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