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MCUシリーズの新たな形態である「マーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーション」としてDisney+ (ディズニープラス)で配信された『ウェアウルフ・バイ・ナイト』。
全編がモノクロの作品となっており、レトロホラーテイストの作品として撮影されたことで、シリーズのなかでも際立ってこだわりを感じるような作品になっていた。
そんな今作に登場した植物のモンスター・マンシング、実はフルCGではなく、一部がアニマトロニクス(ロボット操作で架空の生物に撮影する手法)で制作されていたことがマイケル・ジアッチーノ監督の海外メディアでのインタビューで明らかになった。
監督は自身のツイッターにてマンシングのアニマトロニクスの実際の写真も共有している。
Never in my life did I think I’d be the one responsible for introducing this incredible character into the MCU. Big props to the original creators of Man Thing – Stan Lee, Roy Thomas, Gerry Conway and Gray Morrow. Long live Ted! #werewolfbynight pic.twitter.com/BDjR3UKAiK
— Michael Giacchino (@m_giacchino) October 14, 2022
監督の言う通り上半身は実在のセットとして造形されえていることがわかる。リアルな存在感はまさに映像の世界をそのままに表現している。
マンシング自体もマーベルきっての人気キャラクターであるため、今後彼が再登場する際はアニマトロニクスで撮影されるのかにも注目したいところだ。
ジアッチーノ監督はなぜこのような強いこだわりを持って撮影したかについてもコメントしている。
マーベル・スタジオ作品といえばCGを多用した作品が多く、ブルーバックやグリーンバックでの撮影や、モーションキャプチャースーツを着た俳優がキャラクターを演じるというのはよくあることでもある。
そのような表現のおかげでよりリアルにマーベルの世界を表現できるという点もありながら、どうしても完璧なリアルさがあるかと言われると難しい作品もある。撮影時も一見すると奇妙な手法であるため、俳優たちの演技にも多少なりとも影響しているのではないかと思われる。
それをジアッチーノ監督はあえてアニマトロニクスや特殊メイクなどの”特撮風”な手法をとることによって、レトロなホラー映画の雰囲気にもドンピシャな世界観を表現してくれた。
多くがCGの作品であふれる世の中で、あえて物理的な方法を多用した作品がいまの世の中にでるのも新鮮さがあるかもしれない。今後『ウェアウルフ・バイ・ナイト』のキャラクターたちがクロスオーバーする際に、どのような表現がされていくのかにも注目をしておこう。
『ウェアウルフ・バイ・ナイト』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。
『ウェアウルフ・バイ・ナイト』を見る
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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