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ジェームズ・ガン監督と映画プロデューサーのピーター・サフラン氏が代表として就任し、名称を変更して新たに再スタートを切ったDCスタジオ。
そのDCを擁するワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEOであるデイビット・ザスラフ氏は海外メディアのインタビューに対して、DCが過小評価されているとして、マーベルに追いつく自信があることをコメントしている。
10年ほど前のDCはちょうど『マン・オブ・スティール』の公開前で、DCEUシリーズがスタートを切る直前だった。
マーベルが『アベンジャーズ』でシェアード・ユニバースシリーズを成功させていたのをみた当時のワーナーは、統括者にザック・スナイダー監督を採用し、同様にシェアード・ユニバースでDC映画を展開していこうと目論んでいた。『ダークナイト』シリーズの大ヒットからも間もない時期ということもあって、ワーナーもDCEUに自信があったに違いない。
しかし現実はそううまくいかなかったことはご存知の通りだ。蓋を開けてみればマーベルほどシェアード・ユニバースが成功したとは言い難い。むしろ一時は単独作品に注力していくことに舵を切っているため、あまりにも作品同士の繋がりが薄いままにシリーズがまもなく10年を迎えようとしている。
現在は新たな統括者の二人はDCEUシリーズのロードマップを作成していると話し、ザスラフ氏も自信をもって、次の10年に向かうことができると意気込んでいる。
DCは今後スーパーマンやワンダーウーマン、アクアマン、ハーレイ・クイン、そしてバットマンなどの人気DCキャラクターに焦点を当てていくともしているが、バットマンについて現在3人が別々の存在として登場(予定)している。この点についてはこれ以上増えることはないともザスラフ氏は話している。
バットマンは現在『ザ・バットマン』のロバート・パティンソンのほか、『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』と『フラッシュ』に登場予定のベン・アフレックのDCEUバットマン、そして約30年ぶりに『フラッシュ』で復活を果たすマイケル・キートンのバットマンが存在している。
ここまで複数のバットマンが同時に映画に登場することは初めてであるため、マーベルでも見ることができない展開をしている。これ以上は増えることはないとしているが、DCEUシリーズとそうでないDC映画をどのように差別化したブランディングをしていくのかにも注目していきたいところだ。
DC映画は2023年に『シャザム!~神々の怒り~』『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』『フラッシュ』の3作品の公開を予定している。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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