『サンダーボルツ*』クレジットシーンは試写の反応から変更された ー監督「歓声が上がるかと」

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

※この記事には『サンダーボルツ*』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズの映画『サンダーボルツ*』では、公開前からタイトルのアスタリスクの意味についてファンの間でさまざまな憶測が交わされていたが、映画終盤でサンダーボルツのメンバーが「ニュー・アベンジャーズ」として紹介されたことで、その意味が明らかになった。

突然の発表だったこともあり、劇中ではMCU世界の市民たちも観客同様に困惑しており、彼らをアベンジャーズとして認めないとする声が上がる様子が描かれていた。クレジットシーンでは、メディアがパロディを交えながらその反応を報じる形で表現されている。

この演出はメタ的な意味合いも含まれているが、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューでジェイク・シュライアー監督は、当初このような演出ではなく、ニュー・アベンジャーズが市民に自然に受け入れられる展開を想定していたことを明かしている。

”あれは試写の中から生まれたんです。映画を作っているとき、その瞬間を想像してみると、おそらく歓声が上がるだろうと思った。でも実際にテストしてみると、最初は観客はためらいがちな拍手で、途切れ途切れで、どう受け取って良いのかわからなかったようです。あのシーンはそこから生まれたんです”

またシュライアー監督は、この演出が必ずしも成功するとは限らないことを制作者側が理解していた上で、それを逆手に取り、意図的にメタ的な表現として採用したことも明かしている。

実際にファンの間でも賛否が分かれたシーンであり、エンドクレジットに登場したメディアの反応は観客の気持ちを反映するようなものだった。制作側はそれを見越しながら、作品のトーンやキャラクターたちの性格にも合った形で、戸惑いをユーモアとして演出した。このアプローチが逆に共感を呼び、結果的には好意的に受け止められている。

今後、ニュー・アベンジャーズがMCU世界の住人やファンに受け入れられるかは、次なる活躍にかかっているが、彼らが『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に登場することはすでに明らかとなっている。

サム・ウィルソンが率いる従来のアベンジャーズも健在であり、2つのアベンジャーズがどのように交差し、協力または対立していくのかは注目される。

『サンダーボルツ*』は2025年5月2日より劇場公開中である。

あのエンドクレジットはすごい好きです

ゆとぴ

ゆとぴ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

@frc_watashi_ame

ゆとぴのトイハコ

@frc_hero