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※この記事には『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のネタバレが含まれています。ご注意ください
MCUシリーズの映画として公開され、世界的にも話題となった『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』では、最初の予告編には登場していながら、実際の最終版ではカットされてしまったジョン・マルコヴィッチ演じるヴィランのレッドゴーストが存在していた。
カットされた理由についても制作サイドから言及されているが、名優が演じるマーベルのヴィランだっただけに、多くのファンから惜しまれる声が聞かれていた。
最近入ってきた海外スクーパーの情報によると、劇中でのレッドゴーストの登場シーンがどのように予定されていたかが伝えられている。
本作は公開版では冒頭でスー・ストームの妊娠が発覚する場面から始まっていたが、以前のバージョンではファンタスティック・フォーの結成4年を祝う番組から始まっていたという。番組で彼らが紹介されると直後に姿を消し、レッドゴーストと戦うために駆けつけていたのだ。
レッドゴーストと、彼が作り出した超人的な力を持つ猿にも多くの役割があった。彼はファンタスティック・フォーの宇宙船を奪うため、猿を使った陽動作戦を仕掛けていたが、リード・リチャーズはその作戦を見抜き、バグスタービルに戻って猿の群れと戦いながら、レッドゴーストの目論見を阻止するという展開だった。
映画の後半では刑務所に収監されたレッドゴーストをリードが訪ね、労働釈放プログラムを提案するシーンがあった。レッドゴーストと猿たちはギャラクタスから逃れるための地球転移装置の建築に駆り出される予定だったという。さらに、転移直前にレッドゴーストが裏切り、装置を破壊するシーンもあったと報じられている。
結果的にこれらの場面はすべてカットされ、映画冒頭ではリードがレッドゴーストのものと思しき猿と戦うシーンのみが使用された。またラストのファンタスティック・フォーのアニメーション演出の中でレッドゴーストが登場している。
またアーティストのシミオン・ウィルキンス氏は、自身のインスタグラムでカットされたモールマンとスー・ストームのシーンの絵コンテを公開している。これはスーが地球転移作戦でモールマンに協力を求めるシーンだったとされている。
本作はギャラクタスとシルバー・サーファーの二人に大きく焦点を当てており、他のヴィランの登場シーンは極力抑えられていたのが印象的だ。全体の情報量を整理するためにも、こうしたカットは必然だったのかもしれない。
将来的にディレクターズカット版などで、これらのシーンが公開されることを期待したい。

かなり見たかったぞ!

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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