『ターミネーター:ニュー・フェイト』監督、映画の失敗はジョン・コナーの死? ー 自身の考えを述べる

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ジェームズ・キャメロン監督の名作映画シリーズ『ターミネーター』は、それに続く『ターミネーター2』で大きく大ヒットを記録し、いまなお名作SF映画として名を残している作品となっている。

ファンも多い作品なだけに、度々新作映画が製作されてきており、『ターミネーター3』『ターミネーター4』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』、そして『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開されてきた。

しかしなかなかどの作品も予想以上のヒットや評価を得ることが出来ず、特に最後の作品である『ニュー・フェイト』はアーノルド・シュワルツェネッガーに加えて、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが復活したことでも注目を浴びていただけに、残念がる声は多く聞かれた。

そんな『ターミネーター:ニュー・フェイト』でメガホンをとったティム・ミラー監督海外メディアのインタビューに対し、今作の失敗の原因にはジョン・コナーの死にあったと言及している。

”誰も最初から、誰かの大切な子供時代の夢を無視しようとしているわけではありません。ただそれが憎しみの原因になるべきではないです。多くの人が『ターミネーター:ニュー・フェイト』を気に入らなかったのは、私とは関係のない理由からなです。ひとつは、これがシリーズ6作目だったから。もうひとつは、冒頭でジョン・コナーを殺してしまったからです。でも、ジェームズ・キャメロンがそれを望むなら、そうするのが当然ですし、実際私もその意見に賛成しました”

この映画の冒頭は『ターミネーター2』で審判の日を回避したその後から始まっている。T-800の犠牲によって救われたジョン・コナーとサラ・コナーは、海辺のバーで短い休息をとっていたのだが、その直後に未来から送られた別のT-800が現れ、あっという間にジョンが殺害されてしまった。

開始数分のあまりの出来事に唖然とするファンも多く、『ターミネーター2』の希望につながったエンディングが台無しになるようなものでもあった。

はミラー監督の言う通り非常に賛否を呼んだ部分であり、映画が失敗した要因にもなっている。

ただ監督としてはあくまで生みの親であるキャメロン監督の希望に従ったまでだとも話している。

ちなみにキャメロン監督は別のインタビューのなかで『ニュー・フェイト』について次のように振り返っている。

”私たちは目標を達成しました。『ターミネーター2』の公開当時、実際に映画館に足を運んでいた人たちが亡くなったり、リタイアしていたり、身体が不自由になったり、認知症になったりしているような映画の正当な続編を制作したのです。ただそれは失敗でした。この映画には新しい観客に向けたものが何もなかったのです

『ターミネーター』シリーズは現在Netflixでアニメ『ターミネーター0』が配信されている。審判の日の前後の時系列の東京を舞台にした物語で、比較的高評価を受けているシリーズとなっている。

またキャメロン監督自身も別の『ターミネーター』のプロジェクトに取り込んでいるとしているが、それがいつ頃実現するかはわかっていない。

果たして『ターミネーター』シリーズはどの方向へと向かっていくのだろうか?今後の情報に注目をしておこう。

ゆとぴ

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