本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。
サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』といえばいまや伝説的なアメコミ映画として名を馳せている作品ではあるが、今作は当初『ターミネーター』や『アバター』など多数のSF作品を手掛けるジェームズ・キャメロン監督による企画も進められていたのをご存知だろうか?
そんなキャメロン監督は当初映画のなかで少々性的な描写を入れ込もうとしていたことが、脚本家のデヴィッド・コープ氏の海外メディアのインタビューの中で明らかになった。
これはどういうことかというとつまりは”夢精”だ。
ピーターは思春期故に睡眠中に無意識にウェブを発射して自らの身体を包んでしまうというシーンを、夢精のメタファーとしてキャメロン監督は描こうとしていたようだ。当時はキャメロン監督だけではなく、ソニー側も真剣にそれを描こうと検討していたとコープ氏は語っている。
ちなみにこの性的なメタファー自体はサム・ライミ監督が就任して以降も盛り込まれており、トビーのピーター・パーカーが体からウェブを出すのは、”射精”を表しているということは有名な話。
原作コミックやアンドリュー・ガーフィルド、トム・ホランドのスパイダーマンたちは機械によってウェブを射出しており、それが元々のスパイダーウェブの設定だった。それがライミ監督によって映画で変更されることになったのだ。
トビーのピーターだけ体から出せるという点については、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でもピーター1とピーター3の二人を驚かせたシーンもあり、記憶にある人も多いことだろう。
またコープ氏はジェームズ・キャメロン監督やサム・ライミ監督が候補になる前には、あのティム・バートン監督も名前が挙がっていたことを明かしている。
ティム・バートン監督はマイケル・キートン主演の『バットマン』と『バットマン リターンズ』でメガホンをとった監督であり、当時のマーベル映画への参加のオファーについてはなぜか少し腰が引けていたようだ。
様々な経緯を経て生まれた『スパイダーマン』トリロジーは、いまなお伝説として語り継がれる作品となっている。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
【広告】
【広告】