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現在のマーベル・スタジオは、ゲーム以外のマーベルに関するクリエイティブを一手に担っており、映画やドラマを初め、アニメやコミックに関しても、統一された指揮系統によって制作が進んでいる。
しかしかつてのマーベルにはこのほかに、ドラマやアニメを担当するマーベル・テレビジョンや、さらには作品の内容を実質的に検閲するような組織であるクリエイティブ委員会なるものが存在した。
この悪名高きクリエイティブ委員会は、すでにアイザック・パルムッター氏をトップにした組織で、度々マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏と対立をしてきたことが報告されている。
過去には『アイアンマン3』で女性がヴィランになることを拒んだり、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』をアベンジャーズの対立ではなく、アベンジャーズがスーパーソルジャーたちに立ち向かうための内容にしようとして、危うく名作を凡作にするところだったとも言われている。
そして新たに判明した情報によると、どうやら過去のマーベル・スタジオは独自にデアデビルやゴーストライダーの単独作品の計画をしていたというが、クリエイティブ委員会がスタジオの許可無く、マーベル・テレビジョンに権限を与えて作品制作をさせたと報告されている。
クリエイティブ委員会はアベンジャーズが他のことで多忙であるという設定を勝手に作り出したことで、『エージェント・オブ・シールド』やNetflixのマーベルドラマなどで独自展開をしていたとのこと。
このことによってスタジオとの関係は悪化し、ファイギ氏はドラマなどに映画のキャラクターを登場させることを頑なに拒否してきたとしている。
マーベル・テレビジョンが制作したドラマが全て悪いわけではないが、クリエイティブ委員会のような存在によって、ファイギ氏が構想していたことがうまく進まないことは相当なストレスだったに違いない。
ファイギ氏はこの窮屈さから一時はマーベルを離れて、DCコミックスに移籍することを考えていたこともあった。
現在はクリエイティブ委員会は解散し、テレビジョンもスタジオに集約されているため、ファイギ氏がかつて目指したデアデビルやゴーストライダーといったドラマに先駆けて登場してしまったキャラクターが、メインのMCUシリーズに登場する。
指揮系統が統一されたらすべてがうまくいっているわけではないが、かつてのような一貫性のないドラマやアニメなどの展開は今後は見られないはずだろう。
今後もマーベル・スタジオの新作には注目をしておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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