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MCUシリーズは世界観を共有するシネマティック・ユニバースシリーズにおいて最も成功した映画シリーズとなっており、それもマーベル・スタジオ代表であるケヴィン・ファイギ氏によるマスタープランがあってこその偉業だったことは言うまでもないだろう。
そんなケヴィン・ファイギ氏だが、実はかつてのマーベルの組織への不満からDCコミックスのコンテンツを有するワーナー・ブラザースからのラブコールがあったことが海外メディアから伝えられている。
2010年代の半ば、MCUシリーズとしてはフェイズ2作品が展開されていた頃の話だ。
ファイギ氏はマーベル・エンターテインメントの元CEOであるアイザック・パルムッター氏からのMCUにおける多様性への反対に不満をもっていた。そのため創造性の相違からワーナー・ブラザースと移籍に向けた真剣な話し合いを行われていたことが明らかにされている。
当時の共同社長であるルイス・デスポージート氏の代理人も彼に連絡をとっていたようだが、結果的にはファイギ氏がマーベルを離れることはなかった。
その要因には2015年頃にファイギ氏が昇進したことと、2019年のマーベル全体の組織改編によって、映画だけではなくドラマやアニメ、コミックにいたるまでがファイギ氏の元に統合されたことが大きく影響しているとされている。もちろんパルムッター氏は辞任しており、現在のマーベルにはいない。
ワーナーがファイギ氏を採用してなにをしてもらいたかったかについては、明らかにDCEUシリーズの総指揮であったことは明確だ。
DCEUシリーズもすでに10年近く続いているシリーズながらも、公開された映画の数はMCUの半分以下。興業的には成功したものも数多くあるため、全く成功しているわけではないが、ザック・スナイダー監督の離脱や、シェアード・ユニバースとしての失敗、そこからの方針転換など、MCUシリーズほどの成功にはまだ至っていない。
DCとワーナーは現在ケヴィン・ファイギ氏のようにシリーズを総指揮できる人材を探しているとのことだが、いまのところはまだ見つかってはいないようだ。
ただホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』を成功させたトッド・フィリップス監督がアドバイザーとして参加しているとの情報もあるため、今後どのようなテコ入れがされていくかは注目だ。
いずれにしてもファイギ氏はまだまだ今後もMCUシリーズを続けていくつもりだ。彼がいま描いているものが実現していく様子をファンとしても目撃していこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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