アイアンハート共同クリエイター、ドラマ化による報酬がゼロであることを明かす ー 「少しの敬意と少しの評価でもいい」

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マーベル・スタジオの新たなドラマ作品として配信が予定されている『アイアンハート』

本作は、かつてのトニー・スターク/アイアンマンのように、自らスーツを開発する天才少女リリ・ウィリアムズを主人公とした物語で、ヴィランとしては魔術を操るフッドが登場する。

そんなアイアンハートを創出した共同クリエイターのマイク・デオダート氏は、自身のインスタグラムを通じて、ドラマ化にあたってマーベルから報酬を受け取っていないことを明かした。

”漫画家として、自分が創作に関わったキャラクターが大画面で命を吹き込まれるのを見ることほど満足感を得られるものはほとんどありません。(中略)自分が心血を注いだキャラクターが数十億ドル規模の機械のエンジンを動かすのなら、その成功のほんの一部を受け取るのは当然のことです。クリエイターは何十億ドルも何百万ドルも求めません。ただ、少しの敬意、少しの評価、そして貢献に応じた分け前を求めているだけです

同様の問題はこれまでも度々起こっており、直近では『デッドプール&ウルヴァリン』のプレミアイベントに、デッドプールのクリエイターであるロブ・ライフェルド氏が招待されなかったことが物議を醸した。

日本とアメリカではコミックの権利関係が異なり、アメリカでは基本的にキャラクターの権利は出版社が保有している。そのため、報酬を巡る問題はたびたび話題になる。

映像化に伴うクリエイターへの報酬の前例としては、おおよそ5000ドルが支払われ、公開時にはプレミアイベントへの招待が通例とされている。

特殊な例として、エド・ブルベイカー氏は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』にカメオ出演しており、自身のYouTubeでキャラクター使用による報酬よりもカメオ出演の出演料の方が多かったと明かしている。

それでも多くのクリエイターは「ないよりはマシ」との思いで、このような映像化に伴う報酬を受け取ってきた。

マイク・デオダート氏は、マーベルに対し、今後のクリエイター対応の改善を願うコメントを残している。

”マーベル、あなた方はもっと良いことができるはずです。そして私は心からそう願っています。私たちが愛するキャラクターたちと、彼らに命を吹き込むクリエイターたちのためにも。”

ドラマ『アイアンハート』は、2025年6月25日にDisney+(ディズニープラス)で配信開始予定である。

この問題はしっかり解消してほしいですね

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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