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アベンジャーズの初期メンバーの紅一点として長らく活躍してきたナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウを主人公にした映画『ブラック・ウィドウ』。
今作は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後の時系列に、彼女が過去に偽の家族として暮らしたメリーナやアレクセイ/レッドガーディアン、そして妹のエレーナの登場や、レッドルームのドレイコフとの因縁に終止符を打つ作品になっていた。
そんな映画で強敵として立ちはだかったのがタスクマスターだ。
ドクロを模したマスクをし、数々のヒーローたちの戦い方の動きを完璧にコピーし、様々な武器を扱うヴィランだった。
最近発売された今作のコンセプトアート集のなかで、タスクマスターのコピー技のアイディアのなかに、実は雷神ソーやファルコンのアイディアもあったことが明らかになった。
コンセプトアーティストのアレクシ・ブリクロ氏は本のなかでイメージしたタスクマスターの詳細に言及している。
イラストでは厳密にハンマーの武器は描かれていないものの、ソーのように大きく振りかぶって地面に叩きつけることで周囲に電撃を放つタスクマスターが描かれている。
またファルコンのように翼で空を飛び、銃を放つようなコンセプトーアートも確認されている。
さすがにアスガルド人のソーのように強靭な体と力を持つことは無いだろうが、テーザー銃のようにハンマーの形をした電撃を放つ武器を用いて、ソーのような動きで、ハンマーを振るうタスクマスターの姿を想定していたのかもしれない。
実際の映画ではナターシャの動きをはじめ、キャプテンアメリカのシールドを使った戦い方や、ホークアイのような弓矢、ブラックパンサーのようなクローを用いた攻撃なども披露していた。
おそくら動きだけならば彼女にコピーできないものはないと思われるため、この他にも様々なヒーローたちの動きを真似た戦術を秘めていたことがわかる。
タスクマスターは映画のラストでその正体がドレイコフの娘であることが判明し、ナターシャによって洗脳を解かれた後はメリーナやアレクセイ、ブラック・ウィドウたちとともにどこかへ姿をくらましていた。
そしてフェイズ5最後の映画である『サンダーボルツ』では、サンダーボルツのメンバーとして参加していることがコンセプトアートのなかで明らかになっており、彼女のさらなるコピー戦法をスクリーンで見れることができる予定だ。
果たして没になってしまったソーのようなハンマーを使うタスクマスターをどこかで見れる機会は訪れるのだろうか?
『ブラック・ウィドウ』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。
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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。