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マーベルスタジオ最大のヒット作となった『アベンジャーズ/エンドゲーム』には、シリーズ初のタイムトラベルを扱う作品としてファンの間でも大きな話題になりました。
タイムトラベルを扱うSF作品は多数存在していますが、MCU世界のタイムトラベルはほかの作品とは微妙に異なる設定を採用していました。
量子世界を使った方法もそうですが、過去の世界でのルールも特殊だったと思います。例えばブルース・バナーが2012年世界のエンシェント・ワンに対して未来の話をしたり、逆に1400万通りの未来をタイムストーンによって経験したドクターストレンジは、トニー・スタークの運命について本人に語ることはありませんでした。
このルールに関して今作の監督が明確にコメントをしています。
未来の時間に存在しているかどうか?
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でメガホンをとったジョー&アンソニー・ルッソ監督は海外メディアのWiredのインタビューに答え、ファンが疑問に思うタイムトラベルでの未来の話をしてもいいかどうかの境界線を明らかにしました。
アンソニー・ルッソ:『この2つの状況(エンシェントワンとブルース、ストレンジとトニー)の違いは、ブルースが言った未来の出来事ではエンシェント・ワンは生きてはいないのに対して、トニーはストレンジが知っている未来について大きく関与しているというものがあります。』
つまりは2023年の未来において故人になっているエンシェント・ワンに未来の話をしても問題はない。反対に未来の出来事に大きな影響を持つ人物に対しては話してはいけないというのがルールということのようです。
”大きな影響”というのがどの程度のものなのかはわかりませんが、今回の監督のコメントは意外にも納得のいくもののように感じます。
アンソニー・ルッソ監督は加えて『1400万分の1のチャンスなので、それを台無しにしないように非常に、非常に注意を払わなければなりません』とコメントをしています。
いずれにしても宇宙の命運がかかったサノスとの最終決戦において、大きな影響力を持つトニー・スタークに未来の出来事を教えることはできないというのは何となく腑に落ちましたね。
トニー・スタークの最期の有志を見ることができる『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年9月4日にDVD&Blu-rayが発売予定です。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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