『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ワスプ役女優、ファンの”ある批判”に応答 ー 「すでに描き終わった」

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※この記事には『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

MCUフェイズ5の最初の映画であり、『アントマン』シリーズの一区切りともなる映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』

今作はタイトルにもある通り、アントマンことスコット・ラングと、相棒であり恋人のホープ・ヴァン・ダイン/ワスプを主人公とした作品ではあるのでだが、映画を観賞した一部のファンからはワスプの活躍が少ないことに対する批判の声も上がっている。

このことについてワスプを演じたエヴァンジェリン・リリー海外メディアに対して、「彼女はすでにとても良い状態にある」とコメントし、深く掘り下げられなかった理由を明らかにした。

”彼女はこの映画のなかでは変わってはいません。もうすでに居心地の良いところにいるんです。長い間求め続けた場所から映画が始まっており、父との関係は修復されています。母親とも再会し、スコットとは結ばれ、キャシーの継母になり、そしてアベンジャーズとして世界を救い、自身の会社も立ち上げ、多くの問題から世界を救おうとしている。なので彼女は充実しています。母親のジャネットとの間にあった少しばかりの溝を修復する以外に、彼女に必要な物語はありませんでした。なので今回の映画では多くのシーンを描いていません。一度息を整えて、彼女のことを少しだけよく知るチャンスとなっています”

エヴァンジェリン・リリーの言う通り、前作『アントマン&ワスプ』においてジャネットが量子世界から戻ったことで、彼女の家族の関係は修復されており、スコットやキャシーとの関係も良好、さらには会社を立ち上げ、ヒーローとしても知名度を上げていることで社会的にも成功を手にしていることが今作の冒頭で描かれている。

こういった状況を考えれば、改めて掘り下げていく部分はそこまで多くはないだろう。

ジャネットとの小さな溝も、彼女が量子世界での出来事を明らかにしたことで、今回の映画で解決をしている。そのためにワスプことホープは今作でスコットやキャシーほど深くは掘り下げられなかったのだ。
もちろんスコットのピンチにニ度も駆けつけるところもあり、相棒としての活躍もしっかりと果たしている。

こういったところを見ると、ひょっとすると映画タイトルにある”ワスプ”にはジャネット自身も含まれていたのかもしれない。

映画ではジャネットの30年間に起きた量子世界での出来事が明かされており、さらには征服者カーンとの関係や、そこで犯してしまった過ちなどを懺悔していた。今作の出来事のきっかけをつくったひとりでもあるため、タイトルの”ワスプ”にはホープとジャネットのダブルミーニングが込められていたのかもしれない。

ハンク・ピムも終盤でアリたちを先導してピンチを救うなど、スコットとは異なる形で”アントマン”っぷりを発揮していた。

『アントマン』シリーズが次にどこに続くかは不明ではあるが、スコットやホープは今後アベンジャーズのメンバーとして活躍することも期待されるため、次に登場が予想される『アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ』の情報にも期待しておこう。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は2023年2月17日より劇場公開中だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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