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マルチバース・サーガの新たな展開のスタートとなる映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』。
今作ではシリーズにおいても度々触れられてきた量子世界が舞台になっており、『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではタイムトラベルも可能な空間であることが明らかにされたこの世界の謎に迫っていく内容になっている。
今作の脚本家であるジェフ・ラブネス氏はマーベル公式のインタビューのなかで、この量子世界がマルチバースに繋がる地下室であるとコメントの中で表現している。
『アントマン』シリーズにおいて量子世界は、原子よりもさらに小さくなり、入ると永遠に縮み続けて戻ることはできない世界だとされていた。
ジャネット・ヴァン・ダインは過去にミサイルを阻止するために量子世界に入り込み、数十もの間そこで過ごしていたことが前作『アントマン&ワスプ』のなかで明かされており、スコットたちの尽力によって彼女を現実世界に戻すことに成功している。
以降は技術の進歩もあり、量子世界に自由に出入りすることが可能となっていた。
そして『エンドゲーム』でのタイムトラベルと、徐々にその世界の特異性について明らかにされていき、マルチバースが解放された今作からはいよいよマルチバースに繋がる世界であることが描かれることになる。
最凶のヴィランとして登場する征服者カーンも何らかの理由で量子世界から出ることができなくなっているとされているが、彼の目的はマルチバースの支配である。そこにつながっていく量子世界でカーンは一体なにを準備しているのだろうか?
映画ではそういったところにも触れられていくため、マルチバース・サーガにおいても非常に重要な映画であることは間違いないだろう。
今後数年にわたって影響を及ぼすことになる『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は2023年2月17日に日本公開予定だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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