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※この記事には『アントマン&ワスプ:クアントマニア』や関連作品のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。
MCU話題の新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』がついに公開!
今回はざっと『アントマン&ワスプ:クアントマニア』に関しての感想レビューをしていきます!
※この記事には『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。
https://www.youtube.com/watch?v=X9vU_7eJyKc
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』あらすじ
エンドゲームでの戦いを終えたスコット・ラング(ポール・ラッド)は、地球を救ったヒーローとして人気者として暮らしていた。
半生を綴った本の朗読会などを開催、町では歩くだけで声をかけられる人気者ライフを満喫していた。
しかしそんな中、拘置所から電話。娘のキャシーが捕まってしまったという。
ホープと共に迎えに行くと、ホームレスを追い出そうとした警察のパトカーを小さくし捕まっていた。キャシーは困っている人を救いたいという志をもつ若者に育っていた。
キャシーを連れ家に帰りハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)とジャネット(ミシェル・ファイファー)と共に食卓を囲んでいると、ピム博士はキャシーがすでに一度捕まっていることやスーツの話などスコットよりも知っていた。
問い詰めるとキャシーは博士たちが指パッチンで塵になり、スコットが量子世界に閉じ込められている間、ピム博士の研究を独学で読み解き父を救うべく研究、そしてピム博士とホープの協力を経てその後も実験を継続していたというのだ。
量子世界にビーコンを放ち、そこに信号を送りデータを採取、しかしこのことを知ったジャネットは急に狼狽、すぐに止めるようにとキャシーに忠告する。
ジャネットが動揺した表情でキャシーの機械を止めるも、その直後機械が勝手に動き出し、周りのモノ、アリ、人、全てを飲み込みはじめ、彼らは量子世界に吸い込まれてしまった。
スコットとキャシーの2人、ピム博士、ホープ、ジャネットの3人の2つに分かれて到着した量子世界。
どうやらジャネットは粒子世界のことについて隠していたことがあるようだ。
スコットが『エンドゲーム』まで漂流していた層、ピム博士がジャネットを発見した層よりもっと深くには、知的生命体が多数生活する未知の量子世界が広がっていた。
慣れた手順でジャネットは現地民とコミュニケーションを取り、現地に紛れるための衣装と移動用の乗り物(生物)を得た。しかしジャネットは常に何かに怯えていた。
その頃スコットたちは現地民に捕えられていた。
よくわからない液体を無理やり飲まされると、量子世界の言葉がわかるように。彼らはある人物に故郷を追われ寄り添って生活している集まりだった。そしてジャネットの名前を出すと警戒されてしまう。
一方ピム博士たちはバーでジャネットの協力者と接触、彼らもここで現地の言葉がわかる液体を飲んでいた。
しかしジャネットの協力者のはずだったカイラー卿(ビル・マーレイ)に裏切られてしまい、間一髪のところで脱出する。
脱出の途中、ジャネットは量子世界で起きた過去について遂に口を開き始める。
量子世界でジャネットはる旅行者と名乗る人物と出会い、自分の世界に帰るため彼が使っていた船の修理に協力。未知のコア修復に成功するも、彼の意識に直接繋がった船に触れた瞬間、彼があらゆる世界で虐殺を行なってきたという事実を知ってしまう。
ジャネットは命懸けでピム粒子を使いコアを大きくすることで彼をこの世界に閉じ込めた。彼の名前はカーン(ジョナサン・メジャース)、量子世界からの脱出は叶わなかったが、船が一度起動した際に強力なスーツを回収、その力で量子世界を瞬く間に征服、征服者として君臨した。そしてジャネットたちが持つピム粒子を狙い、追手を放っていた。
スコットたちを発見した追手は村を襲撃、そこに現れたのはあのモードック、なぜかスコットたちを知っている口ぶりで襲撃してくる。なんとその正体は『アントマン』でスコットが苦心の末量子世界に無理やり閉じ込めたイエロージャケットでもあったダレン・クロス(コリー・ストール)だった!
彼の手足は量子世界に入る際に小さくなってしまい、そこをカーンに拾われ強化されモードックに生まれ変わったという。被害者を多数出しながらキャシーとスコットはスーツを駆使し対抗するも捕らえられ、牢に閉じ込められる。
キャシーを人質に取られ、コアをピム粒子で元に戻せと言われたスコットは大きくなってしまったコアに向かう。
どんどん小さくなりながら中心部に到着した彼はなんと分裂し2人になる。
時間や次元を超越した技術の内部では、選択した自分が可能性の分身として現れる世界が広がっていた。
スコットは数を増やしながらコアに近づこうとするもなかな統率が取れず思い思いに行動し自爆を続ける。
しかしキャシーの声がインカムで届くと、彼らは本物のスコットをコアに近づけるために協力、ピム粒子を打ち込むことし成功する。一度は弾かれてしまうも、助けに現れたホープの協力を経てコアのリサイズに成功する。
コアを渡す前にキャシーを返せとカーンに要求するスコットだったが、カーンは裏切りコアを強奪。
モードックの急襲を受けたピム博士は墜落し、ホープとスコットはカーンに吹き飛ばされ、ジャネットはカーンに連れ去られてしまう。
カーンは量子世界で作り上げた軍隊を率いて自分を追放した世界に復讐しようと出撃の準備を整えていた。
しかしそんな中キャシーは自力で脱出しカーンの宣誓ライブをジャック、量子世界中の住民に助けを呼びかける。
スコットたちが目を覚ますとそこにはピム博士の姿が。なんと冒頭で量子世界に取り込まれていたのは人だけではなかった。そこで取り込まれたピム博士のアリは独自の進化を遂げ、こちらも量子世界に国を作り上げていた。アリたちはピム博士に協力してくれるという。
アリたちの到着が待てないホープとスコットはひと足先にキャシーとジャネット救出に。スコットは巨大化しカーンの街を破壊し始める。
カーンから故郷を追われた量子世界の住民たちもカーンの元を目指しカーンの城は混戦状態に。
カーンはモードックにキャシーを殺せと指令を出しモードックはキャシーを追い詰める。
しかしキャシーは巨大化してモードックを無力化。
スコットとキャシーが再会しホープもそこに合流すると、事態の沈静化を図るためカーン自ら戦闘に合流。
とんでもない力で量子世界の住民たちを次々に虐殺し始める。
立ち向かう3人だったが歯が立たず絶体絶命のところ、ピム博士がアリを連れて到着。
大軍で科学力もあるアリたちは瞬く間に街を制圧し、キャシーとの戦闘で改心したモードックは自分の体もろともカーンに特攻し爆発、カーンはアリに連れ去られてしまう。モードックは最後に「僕らは兄弟みたいなものだった」「自分もアベンジャーズ」ととスコットに告げ命を落としてしまう。
カーンのコアを使ってゲートを開き、元の世界に帰ろうとするスコットたちだったが、スコット以外が元の世界に帰った直後カーンが到着、量子世界からカーンを出さないためにスコットはスーツが壊れた状態で戦いを挑む。
再び絶体絶命だったところにホープが到着。カーンをコアに吸収させることに成功。
ゲートが閉じてしまい量子世界での生活を覚悟するも、キャシーが元の世界からゲートを解放、全員無事で元の世界に帰ることに成功する。
スコットはカーンを本当に倒したのか、自分のせいで世界が襲われないかという一抹の不安に襲われつつも、元の生活に戻るのだった。
ポストクレジットでは様々な姿のカーンが登場。時間軸という概念にアントマンたちが触れてきたことを危惧し、このままではカーンたちが培ってきた時間軸が奪われてしまうとして、マルチバース中に飛び散っていたカーンをコロシアムのような場所に全員呼び戻していた。
エンドクレジットでは一昔前のような舞台で演説をする別の時間軸のカーン、そしてその客席には、あのロキとメビウスの姿が。想像よりもカーンが怖くないというメビウスに、ロキが怖い人物だぞと警告し物語が終わる。
「カーンは帰ってくる」
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の良かった点:フェーズ5で初めて広げられた『量子世界』は情報量の宝庫!
▽未知の世界で繰り広げられるスターウォーズさながらの冒険活劇!
アントマンシリーズを通して取り扱われていた量子世界のさらに深いところに広がる世界には、知的生命体が多数いる世界が広がっていた!
フェーズ4で拡張を続けていたMCUの世界にまたしても新たな世界が登場し、その壮大な世界観を見事に表現していた。
初めて目にする広大な世界観で繰り広げられる物語は、さながらスターウォーズを見ているような気持ちにさせられた。
今までのアントマンは、アベンジャーズの中でも街の中で戦闘を繰り広げることが多いヒーローだったが、今回量子世界に飛び込むことで一気にスケールアップすることに。
▽フェーズ5の幕開け!サノスを超える恐怖の敵!
そして今作を彩ったのは間違いなく敵役であるカーン。
征服者カーンのその絶対的な力は勿論のこと、ロキに登場した時よりも分かりやすくその強さ、その異次元さ、そしてその数の多さが描かれていた。
今回登場したカーンはスーツにとてつもない力が宿っている設定だったが(生身の殴り合いも超強かったけど)、そのほかのカーンは一体どのような力を持っているのだろうか、そしてそれが一気に攻めてきたりしたら…想像すると可能性は無限大、最悪の敵なのかもしれない。
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の気になった点:お馴染みのキャラたちはどこへ…
世界観の拡張に伴い、アントマンシリーズを長く支えてきたルイスたちの登場が一切なくなってしまった(ジミー・ウーは序盤で少し登場)。
アントマンシリーズファンとしては残念に思った人も多いのではないだろうか。
今作でアントマンは完全なるスーパーヒーローとして取り扱われていたため、ユーモア要素は残されつつもキャラクター同士の掛け合いやゆるさといった所は薄味となってしまっていた。そして突如として復活したモードックは多少のユーモア要素として語られていたが、彼は本当にあの扱いで良かったのだろうか…。
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』はフェーズ5開幕にふさわしい超大作だ!
フェーズ5の幕開けを彩るには十分の世界観、アントマンたちの活躍だった。
突如現れた広大な世界、強大な敵。これからMCUはどのような方法でこの広げた風呂敷を畳んでいくのだろうか。ワクワクが止まらない。
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』シリーズ、その他MCU映画はDisney+ (ディズニープラス)にて配信中、予習をしてから行くのも手だ!
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