『キャプテンマーベル』、なぜあのキャラクターたちはコミックから大きく変更されたのか?監督がその理由を明かす

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※この記事には『キャプテンマーベル』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

マーベルコミックファンにとっては予想外の展開だらけだったマーベル・スタジオ最新作の『キャプテンマーベル』
特に今作では終盤にどんでん返しともとれる大きな変更があるキャラクターに加えられていました。

その理由について今作の共同監督2人がインタビューにて明かしています。

※この記事には『キャプテンマーベル』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

『キャロルの人間性を描くために』

『キャプテンマーベル』の共同監督アンナ・ボーデン氏と、ライアン・フレック氏はエンパイア誌のポットキャストでインタビューに答え、なぜスクラル星人が悪の異星人ではなく、クリー星人に抑圧され、ただ安息を求める平和的な異星人として描いたのかの理由を明かしています

Empire Podcast: Captain Marvel Spoiler Special ft. Anna Boden And Ryan Fleck

『私たちは最初からキャロル(キャプテンマーベル)自身の人間性を描くことを目指していました。(中略)間違いに気づき、そのことに直面しなけらばならないことになった彼女を描くために、スクラル星人に大きく変更を加えました。』

コミックでのスクラル星人は、映画の冒頭で言われていた通りに姿を変えてほかの星を侵略する悪の異星人として描かれていました。映画ではそのイメージを大きく覆さすことによって、ファンにサプライズを与え、そしてキャロル・ダンバースがどのように過ちに対して立ち向かっていくのかを描き切りました。

マーベルのヒーローは必ずどこかで過ちを犯してきています。トニー・スタークはアイアンマンになる前に軍需企業の社長として、多くの市民や傷つけることになった兵器を製造していました。ソーは過信からオーディンの信頼を失墜させ、力を奪われて地球へ堕とされました。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーもみな元々は犯罪者の集まりです。

そこからどのように立ち上がり、世界や宇宙を救うヒーローになっていくのかをマーベル映画は一貫して描いてきました。

キャロル自身も洗脳されていたとは言え、ヨン・ログやスプリーム・インテリジェンスの言うままにスクラル星人と戦ってきました。そこから立ち直り、彼らを守り、クリー星人を一掃する姿はまさにヒーローそのものでした。

そういったことを描くことができた点では、スクラル星人のキャラクターを大きく変更したことは成功したといえるでしょう。

今後の作品で悪のスクラル星人が登場してくる可能性もありますが、それはそれで面白くなりそうなので、続編でどのようなキャプテンマーベルが描かれるか期待して待ちましょう!

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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