クリス・プラット、AI女優について苦言 ー 「全部デタラメ」

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映画やドラマの現場でAI活用が現実味を帯びるなか、「AI女優」の存在そのものが火種になっている。話題の中心にいるのは、実在の俳優ではなく生成AIで作られたキャラクター「ティリー・ノーウッド」だ。制作側は“AIタレント”として売り出そうとしているが、俳優の仕事や権利を脅かすのではないかという反発も強い。

そうした流れの中で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のスター・ロード役でも有名な俳優のクリス・プラットがかなり率直な言葉で距離を取った。本人は新作映画『マーシー』のインタビューでAIについて問われ、ティリー・ノーウッドをめぐる騒ぎを「まだ何も始まっていない話」と切り捨てつつ、AI自体は物語作りを助ける道具になり得るとも語っている。

AIが自分の代わりになるとは思わない。このティリー・ノーウッドの話は全部デタラメだ。映画で見たこともないし、誰なのかも分からない。何かになるまでは全部作り話みたいなものだ。でもAIは、物語を語る助けになるすごい道具にもなり得る。業界を揺らすのは避けられないし、今は知的革命の真っ只中だ。人間の魂は置き換えられない。監督、脚本家、俳優、歌手…人の渇望や苦しみ、ビジョン、芸術が必要なものは、最後は魂のつながりが決める”

クリス・プラットとしてはAIを全面否定しているわけではない。プラットは「俳優の仕事が置き換えられる恐怖」も認識しつつ、制作の効率化など“道具としてのAI”は受け入れられていくと見ている。

一方で、観客が映画を観たときに感じ取る「本物っぽさ」は、突き詰めれば人間である俳優たちの経験や感情の積み重ねから来るもので、そこが欠けると何かが足りなくなるとも示唆した。

そもそもAI女優のティリー・ノーウッドをめぐっては、俳優組合SAG-AFTRAが強く反発してきた経緯がある。同組合は「創造性は人間中心であるべきだ」とし、さらに「ティリー・ノーウッドは俳優ではなく、許可や補償なしに無数のプロ俳優の仕事で学習したコンピュータ生成のキャラクターだ」と明確に批判をした。

俳優としての立場を堅持しながら、AIを道具として利用できるところではしっかりと活用していくことを推奨するクリス・プラット。彼が言うように、ハリウッドの映画がこれまで通り本物の人間によって演じられることを願いたいばかりだ

AI俳優はちょっとねぇ・・・

ゆとぴ

ギネマナッツ編集部

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