『アバター』監督、マット・デイモンへのオファーを否定 ー 「取引すらない」

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『アバター』シリーズは第1作目のヒットからその動向には注目がされており、特にキャスト関連のウワサが定期的に飛び交っている。

その中でも昔から根強いのが「マット・デイモンが第1作への出演オファーを受けていた」という話である。さらにはそのオファーが“破格の報酬”とセットだったとしている。一部では映画の粗利の10%を掲示されたと言われている。

だが今回、ジェームズ・キャメロン監督がハリウッド・レポーター誌のインタビューのなかでそのウワサをきっぱり否定し、「そもそも取引すら存在しなかった」と説明した。

”彼にオファーをしたことは一度もなかったよ。脚本を送ったかどうかは覚えていないけど、たぶん送った。そして電話で会話が進み、彼はこういった。「一緒に映画を作れることをとても楽しみにしている。『アバター』は面白そうだ」とね。”

ただ結果的には同時期に『ジェイソン・ボーン』の撮影が控えていたことがあり、そちらを優先するために『アバター』への出演オファーは断念せざるを得なかったとキャメロン監督は明かしている。

”『ジェイソン・ボーン』の映画をどうしてもやりたかったんだ。その気持に同意はしたが、直接的な競合であるので、残念ながらお断りせざるを得なかった。”

またマット・デイモンとは契約も交わされず、具体的なキャラクターの話もしていないとし、そもそも出演可能かどうかのスケジュールを伺うレベルのものだったとキャメロン監督は示唆している。

このほかマット・デイモンが掲示したとウワサされている「粗利10%の出演料」については否定しており、「もしそれを条件にされたら『アバター』は実現しなかっただろう」と語っている。

キャメロン監督はマット・デイモンが出演を断る際に、エージェント経由ではなく直接電話で伝えられたとも明かし、彼の対応に敬意を払っている。

将来的にマット・デイモンが『アバター』へ別のキャラクターで出演する可能性も残っているが、まずは目の前の映画がどのような成績を残していくのかも注目だ。

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は劇場公開中だ。

ゆとぴ

ギネマナッツ編集部

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