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DCスタジオの新たなシェアード・ユニバース「DCU」の船出となった映画『スーパーマン』は話題性と手応えを得たが、劇場収入だけで黒字化したかという点では厳しかったことがうかがえる情報が伝えられている。
フォーブスによる最新情報では、北米が3億5,418万4,665ドル、海外が2億6,110万ドルで、世界合計は6億1,578万4,665ドルとなった。
本作の制作費は2億2,500万ドル、宣伝費は約1億2,500万ドルと報じられており、一般的な興収配分(劇場との折半)で試算すると、劇場収入だけではコストを下回り、赤字だ。
ただし『スーパーマン』のような映画を評価する際は、デジタル配信やDVDなどのパッケージ、グッズといった関連収益で十分に巻き返しができることも考慮すべきである。
作品は公開から約1か月でデジタル解禁され、その後はワーナー傘下のHBO Maxでの配信、さらに4K UHD/BD/DVD発売と展開を広げている。こうした収益を合算すれば最終的には黒字になったとする見方が強い。年内のスーパーヒーロー映画ではMCUの『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』などを抜いて興収トップという実績も、DCブランドの再起に寄与していると言える。
数字だけ見れば「劇場は苦戦、総合では健闘」が実情だ。ワーナー全体では『マインクラフト ザ・ムービー』などのヒットと合わせて好調さを取り戻しており、『スーパーマン』の興行が単体赤字でも、後続作『マン・オブ・トゥモロー』や関連作品への制作は保たれるだろう。
DCスタジオ共同代表のジェームズ・ガン監督も『スーパーマン』単体の収益は最重要ではないと述べており、シリーズの起点となる映画の評価が世界的に上々だったことが、将来的なDCブランド強化に結びつくはずだ。
DCUシリーズは2026年に『スーパーガール』と『クレイフェイス』の公開を控えており、『スーパーマン』を起点としたさらなる拡大が見込まれる。

今後も右肩上がりで!

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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