『クレイフェイス』、CGよりも特殊メイクを多用に ー ジェームズ・ガンが明かす

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DCUシリーズの最新作として注目される『クレイフェイス』は、変身と肉体の変容の恐怖をテーマにしたボディホラー色の強い一本だ。

制作方針についてDCスタジオ共同代表のジェームズ・ガン氏海外メディアとのインタビューで言及し、CGに全面依存せず、現場での特殊メイクや義肢装具を活用する方向性を明確に示した。

ガン氏は屋外ロケでセット写真の流出が避けにくい事情を認めつつ、それを理由に「後処理で全部CG化する」選択は取らないと強調した。

”屋外で撮る以上、いくつかの写真が出回るのは分かっていた。そこで「メイクはやめて、ポストでVFXにするべきか?」と聞かれたが、私は「何を言っている?」と思ったよ。多少の写真が漏れたところで興行が1ドルでも減るのか?それに、実物のほうが見栄えが良いのに、どうして何十万ドルもVFXに使う?『クレイフェイス』には素晴らしい特撮効果がたくさんあると答えた。”

この方針は作品の質と現実感を高めるのはもちろん、肥大化しがちな予算の健全化の意味合いも込められているのだろう。本作はマット・フラナガン氏の脚本のクオリティに納得したガン氏が制作にGOサインを出した作品ではあるが、世界的な知名度が高いキャラクターではないこともあり、多くの予算をかけたブロックバスター映画ではないことが予想される。

そのため小規模なヒットでも本作の制作費をすぐに回収できることが期待されている。

粘土状の肉体が崩れ、盛り上がり、形を取り戻すといったクレイフェイスの表現は、物理的な効果があってこその泥の重量感やぬめり気の湿度が伝わるだろう。

また本作は1986年の名作ホラー映画『ザ・フライ』をオマージュした作品であるとのことで、ノスタルジーもあるクリーチャー表現にも期待ができる。

『クレイフェイス』は2026年9月11日全米公開予定だ。

これは信頼感のあるコメント

ゆとぴ

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