フランク・グリロ、マーベル&DCの制作体制の違いに言及 ー 「マーベルにはボスがいる」

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

『キャプテン・アメリカ』シリーズでラムロウ/クロスボーンズを演じた後、現在は『ピースメイカー』シーズン2『スーパーマン』リック・フラッグ・シニア役としてDCUに参加しているフランク・グリロが、2つのアメコミ映画のスタジオの“現場の違い”を語った。

グリロはポッドキャストでのインタビューにて、脚本についての考え方やや意思決定の流れに明確な差があると述べている。

”ルッソ兄弟(監督)は不完全な脚本で回すことにも慣れているんだ。映画作りでは珍しくないやり方です。一方でジェームズ・ガンの現場ではすべてが事前に整っている。脚本は撮影前に仕上がっていて、現場でごまかす必要がない”

グリロは、マーベル側では多くの関係者が制作に関与する“委員会”型のプロセスが見られるのに対し、DCスタジオではガン氏とピーター・サフラン氏のタッグが指揮を担っているため、意思疎通がダイレクトなものになると説明している。

”ルッソ兄弟の現場には多くの人が関わっている。ジェームズには答えるべき委員会は無い。彼とピーター・サフランの体制だ”

ちなみにフランク・グリロ自身は完成した脚本をベースに撮影へ臨むジェームズ・ガン流のやり方を好意的に捉えているようだ。

もちろんどちらが優れているかの優劣を断じたわけではないのは注意が必要だ。グリロは両スタジオの手法をたたえつつも、やり方が「違うだけ」と強調している。

”彼らはみな素晴らしい。ただ、やり方が違うんだ。ガンは「脚本なしに映画は無い」という考えで、とことん詰めてから回す”

ジェームズ・ガン監督は以前からも脚本が完成しなければ制作に入らないという「脚本至上主義」を掲げていた。一方で現在『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』を指揮するルッソ兄弟は、脚本が未完成のまま撮影に入っている。

このような制作スタイルの違いはメリット・デメリットも存在するが、近年は脚本を重視する流れもあるため、今後マーベルも従来の手法を変更していく可能性もあるだろう。

巨大なアメコミ映画スタジオが、今後どのようにして進んでいくのかも注目だ。

面白い違いだな~

ゆとぴ

ゆとぴ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

@frc_watashi_ame

ゆとぴのトイハコ

@frc_hero