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DCスタジオのシェアード・ユニバース「DCU」は、『スーパーマン』からほとんどすべての世界観をリセットする形でスタートしている。
公開後は評価や動員の話題と同時に、達成すべき興行収入のラインについてのウワサも飛び交った。中でも「成功と見なされるには世界で6億5千万ドルが必要」とする説が広まり、議論を呼んだが、映画を指揮したDCスタジオ共同代表のジェームズ・ガン監督が自ら否定している。
ガン氏はスレッズ上で、この数字が事実かと問われると明確に反論した。要点は「シリーズ第一作にそんな高い損益分岐点を設定するわけがない」というものだ。
この発言は、初作の目標設定を抑制的にし、長期フランチャイズとして成長させる意図を裏打ちしている。
背景には、公開前から製作費や広告宣伝費の推測値が伝えられており、そこから逆算した損益分岐点が拡散していた事情がある。
だが、製作費の内訳や契約条件、公開スクリーンの配分、グッズなどによる二次収益などは外から精密に見積もることは難しく、単純な「世界興収=何百万ドルで成功」式の議論はあまり意味をなさなくなってくる。
いずれにせよ、『スーパーマン』はDCUシリーズの基準を決めるような一本であることは確かだ。単純な数字の興行収入ばかり目にするのではなく、作品自体が打ち出したトーンやテーマが長期的にどう受け止められるかに注目していきたいところだ。
『スーパーマン』は2025年7月11日より全米公開中だ。

数字も大事だけど、作品の中身がもっと大事よ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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