『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』あの破壊シーンは別のキャラによるものだった ー 監督が明かす

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※この記事には『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズの映画として公開された『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』では、ファンが待ち望んでいたギャラクタスがメインヴィランとして登場しており、リード・リチャーズとスー・ストームの息子であるフランクリンを差し出せば、地球を喰らわないという無理難題を突きつけられたことで、ファンタスティック・フォーは叡智を結集し、ギャラクタスからの脅威を回避しようと試みていた。

その手段のひとつとして、世界各地に転送装置を設置し、巨大なブリッジを使って地球ごと別の太陽系へ転送するというトンデモなプロジェクトが始動していた。

結果的にこの計画はシルバーサーファーによってブリッジが破壊されたことで未遂に終わったが、実はこのブリッジを破壊するシーンについて、当初は別のヴィランによって行われる予定だったことが、海外メディアComicbook.comの情報より明らかになっている。

そのシーンでは、リード・リチャーズが転送までのカウントダウンを行っている最中、通信システムに強いロシア訛りの声が割り込み、彼を嘲笑するという演出が存在していた。その声の主はジョン・マルコヴィッチ演じるレッドゴーストであり、リードは「イワン、やめろ!いまじゃない、ダメだ!」と叫ぶも、ブリッジは破壊されてしまうというものだった。

ご存知のとおり、レッドゴーストの出演シーンはすべてカットされているため、このシーンは本編に採用されなかったが、映画の記者会見でこの件に触れたマット・シャックマン監督は、レッドゴーストの役割をシルバーサーファーに置き換えた経緯を明かしている。

”最初はブリッジがどのように破壊されるかについて、別のアイデアもありました。そして映画を作っていくうちに、シルバーサーファーが戻って破壊するほうが理にかなっていると感じました。最も映画に登場していたヴィランのほうがストーリーに沿っていたと思います”

結果的には、シャックマン監督の言う通り、シルバーサーファーが地球に戻って計画を破壊する展開のほうが自然だったといえるだろう。レッドゴーストがどのような形で映画に関与していたのかは不明だが、ヴィランを含めて地球が一丸となってギャラクタスの脅威に立ち向かっていた構図を考えると、地球側に裏切り者が出てしまうことで、その対立構造自体が崩れてしまった可能性もある。

今後、レッドゴーストのシーンがディレクターズカット版として公開されるかは現時点では不透明だが、こうした別ルートのシーンが解禁されることに期待したいところだ。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年7月25日より劇場公開中だ。

レッドゴーストも結構重要な役割があったんですね

ゆとぴ

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