ライアン・クーグラー監督、『ブラックパンサーWF』の批判に反論 ー 「ネットの声は現実とは違う」

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マーベル・スタジオの『ブラックパンサー』シリーズは、故チャドウィック・ボーズマンが演じたティ・チャラ/ブラックパンサーの活躍が高く支持され、大ヒットを記録。瞬く間にMCUシリーズの人気ヒーローとなった。

その後、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも登場したが、2020年にがんとの闘病の末に死去。当初計画されていた『ブラックパンサー』の続編も、大きく方向転換を余儀なくされた。

2022年に公開された『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』では、現実の出来事がMCU世界にも反映され、ティ・チャラも映画冒頭で病死したことが描かれている。その後、妹のシュリが兄の遺志を継ぎ、ワカンダの王としてブラックパンサーとなり、ネイモアと戦った。

興行的にも大ヒットを記録し、2022年の世界興収ランキングでは6位にランクインしている。

一方で『ワカンダ・フォーエバー』に対する否定的な声もネット上では根強く、現在も議論を呼ぶ作品となっている。

The New Blerd Orderのポッドキャストに出演したライアン・クーグラー監督は、こうした批判について、ストリーミングでの再生回数を例に挙げ、ネットの声が必ずしも現実を反映していないことに言及した。

ああいったバッシングって、たいてい事実に基づいていないんだ。『ワカンダ・フォーエバー』は、実は『ブラックパンサー』よりも一貫して多くストリーミング再生されてるんだよ。しかもその差はほぼ2倍に近い。これは僕が実際にデータを見ているからこそ言えることなんだ。だけどネットに出てみると、まるで逆のような印象を受ける。あのバッシングを見る限りね。ネットの「声」って、現実とはかけ離れていることが本当に多い。だから僕にとって一番大事なのは、「見方」なんだ。何を聞くべきで、何を聞き流すべきか。何に価値を置くべきで、何を気にしなくていいのか。そして、人々が何を期待しているのかという視点だよ。”

『ワカンダ・フォーエバー』が現実を反映すべきだったのか、あるいはティ・チャラをリキャストして物語を継続すべきだったのかは、いまもファンの間で議論が続いている。ただし映画が公開された以上、それが正史となり、今後のMCUの展開もそれに基づくことに変わりはないだろう。

また『ブラックパンサー』公開当時、またはデジタル配信時はDisney+(ディズニープラス)が存在しておらず、さらに『ワカンダ・フォーエバー』の公開時はコロナ禍であったこともあり、単純な再生数の比較は難しい部分もある。それでも再生数が2倍近くになっている事実は、ファンからの支持の証のひとつと見ることができる。

『ブラックパンサー』シリーズは現在、第3作目の準備が進行中であり、再びシュリが主人公となるのか、あるいはティ・チャラの息子トゥーサンが新たなブラックパンサーとなるのか、さまざまな憶測が飛び交っている。

MCUの新たなサーガに組み込まれる予定とされ、子どもだったトゥーサンもタイムジャンプによって成長した姿で描かれる可能性がある。

果たして『ブラックパンサー』シリーズはどのような結末へと向かっていくのか。今後の情報に注目していきたい。

なにが最善の答えだったのかは時間の経過でも変わってきそうですね

ゆとぴ

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