マーク・ハミル、ルーク・スカイウォーカー再演に消極的 ー 「自分の時代は終わった」

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ルーカスフィルムによる『スター・ウォーズ』三部作で主人公ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルは、今なお伝説的キャラクターとしてファンから再演を望む声が上がっているが、ルークは賛否を呼んだ『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』で退場している。

その後『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』にて、フォースのゴーストとしてレイの前に再登場した。ファンの間では、この“ゴーストのルーク”として再び姿を見せることを期待する声もあるが、マーク・ハミル本人はあまり積極的ではないと、Comicbook.comのインタビューで語っている。

”当時、ジョージ・ルーカスが僕をその一員にしてくれたことに本当に感謝しているよ。あの頃はまだ謙虚な時代で、ジョージは『スター・ウォーズ』のことを「史上最も高額な低予算映画」なんて呼んでいたんだ。我々は、あれがここまで永続的なフランチャイズになって、ポップカルチャーの一部になるなんて、まったく予想していなかったよ。でも、僕の考えはね、「自分の時代は終わった」ってことさ。その時間には感謝しているけど、今は未来に目を向けて、新しいキャラクターたちにフォーカスすべきだと思っているんだ。”

ハミルの発言は非常に理にかなっており、『スター・ウォーズ』の未来を見据えるならば、いつまでも過去のキャラクターに頼り続けるのではなく、新たな展開へと舵を切る必要がある。またオリジナルキャストもいつまでも出演できるわけではない以上、将来的に「リキャスト」が現実的な選択肢として議論される可能性も出てくるだろう。

それを避けるためにも、旧キャラクターへの敬意を払いつつ、新たなキャラクターの創出と彼らが活躍できる舞台づくりに注力していくことが、シリーズにとって健全な方向性と言える。

実際、ルーカスフィルムはすでにその方針を実行しており、『マンダロリアン』や『ローグ・ワン』、そのスピンオフ『キャシアン・アンドー』などを通して、新たな世代の物語を展開している。今後は『アソーカ』シーズン2や『スター・ウォーズ:スター・ファイター』といった新作も予定されている。

Disney+(ディズニープラス)での展開は玉石混交とは言われているものの、シリーズにまだ大きな可能性が残されていることは間違いない。

過去のキャラクターの魅力を掘り下げつつ、マーク・ハミルの言葉通り、新たなキャラクターたちにどのように光が当てられていくか。今後の『スター・ウォーズ』の展開に注目していこう。

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ゆとぴ

ギネマナッツ編集部

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