『デッドプール&ウルヴァリン』”ナイスプール訴訟”にディズニーが協力を躊躇か ー 機密情報を開示の理由で

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2024年に公開されたMCUシリーズの『デッドプール&ウルヴァリン』

本作では、さまざまな世界から集められたデッドプールの変異体が登場したが、その中でもひときわ目立っていたのが「ナイスプール」だ。

演じていたのは同じくライアン・レイノルズだが、マスクは着用しておらず素顔のままで登場し、デッドプールからは「いけ好かない」として嫌われていた。終盤ではヒーリングファクターの能力を持っていないことが明らかになり、他の変異体たちに銃撃されて蜂の巣にされるというシーンも描かれていた。

このナイスプールについて、俳優で監督のジャスティン・バルドーニが「自身を揶揄したキャラクターだ」として名誉毀損などで訴訟を起こすとされている。

ジャスティン・バルドーニは、ライアン・レイノルズの妻である俳優ブレイク・ライヴリーとの共演歴があり、その際にセクハラ行為を含む問題行動があったとされ、現在も当事者間での対立が続いている。

この訴訟では、「ナイスプール」がバルドーニをモデルにしたものであるかどうかが争点となっており、来年にも裁判が始まる可能性が高いと見られている。

一方で、マーベル・スタジオおよび親会社のウォルト・ディズニー社は、この訴訟に対する協力を現時点で渋っているという情報が伝えられている。

スタジオの顧問弁護士によれば、「要求されている資料の中には、今後の映画シリーズに関わる機密性の高い情報が含まれており、裁判に協力することでそれらが公開前に漏洩するリスクがある」として懸念を示している。

この件が裁判で取り扱われた場合、MCUの将来的なプロジェクト計画が意図せず明るみに出る可能性があるため、スタジオとしては慎重な姿勢を崩していない。

すでにライアン・レイノルズが将来的なMCU作品への参加を前提としていることを裏付けるような状況にもなっており、裁判の展開次第ではMCUシリーズ全体にも少なからぬ影響が及ぶことは避けられないだろう。

この両者の争いがどのような決着を見るのか。マーベルファンにとっても注目しておくべきトピックといえる。

ゆとぴ

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