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スパイダーマンの映像権を保有するソニー・ピクチャーズは、独自のシェアード・ユニバース「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)」を展開してきた。『ヴェノム』のように大ヒットを記録した作品もあった一方で、『モービウス』『マダム・ウェブ』『クレイヴン・ザ・ハンター』などが興行的に苦戦し、SSUシリーズは実質的に終了を迎えた。
こうした統一感のない展開は、マーベルファンからも批判を集める結果となった。しかし、海外スクーパーの情報によれば、ソニーは現在、スパイダーマンの変異体を中心とした新たな作品の展開を検討しているという。
ピーター・パーカー以外のスパイダーマンとして、マイルス・モラレスやスパイダーウーマン、スパイダー・グウェン、スパイダーマン2099、スパイダーハムなど、様々なキャラクターが候補に挙がることが予想される。具体的なキャラクターやプロジェクト内容はまだ決定していないものの、こうした展開は本来SSUシリーズが当初から目指すべき方向性だったとも言えるだろう。
SSUシリーズはスパイダーマンの名を冠しながらも(MCUとのクロスオーバーを除き)スパイダーマンが直接登場しなかったため、これも批判の一因となっていた。また、モービウスやマダム・ウェブ、クレイヴン・ザ・ハンターといったキャラクターはコミックで一定の人気を持ちながらも、それを効果的に活かせなかった点も問題視されている。
現在、ソニー・ピクチャーズは製作中のアニメ映画『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』、Amazonプライムで配信予定のドラマ『スパイダーマン・ノワール』、そしてマーベル・スタジオと共同制作する『スパイダーマン4』に注力している。独自のマーベル映画シリーズを再展開する場合でも、その立て直しには数年を要するだろう。
果たして、スパイダーマンの映像作品は今後どのように展開されていくのか。引き続き注目していきたい。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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