SSUシリーズ統括責任者がスタジオを去る ー 『スパイダーマン4』には影響は?

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ソニー・ピクチャーズのマーベル映画シリーズ「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)」は、2024年末公開の『クレイヴン・ザ・ハンター』を最後に事実上終了した。シリーズの最終的な3作品は批評面でも興行面でも低迷し、不本意な形で幕を閉じることとなった。

この失速の要因は複数考えられるが、新たな情報によると、SSUシリーズ全体を統括していたパラク・パテル氏がソニー・ピクチャーズを退職したことが明らかになった。パテル氏は約10年間にわたり、ソニー・ピクチャーズとコロンビアで活躍し、『ヴェノム』『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』『モービウス』『マダム・ウェブ』『クレイヴン・ザ・ハンター』といったSSU全作品の制作に関与してきた。

『ヴェノム』三部作は概ね成功を収めたものの、それ以外の作品は批評家から否定的な評価を受け、興行成績も芳しくなかった。この結果がパテル氏の退職に影響を与えたのかは明らかではないが、関連性はあると推測されている。

さらに、パテル氏はソニーとマーベル・スタジオが共同製作してきたトム・ホランド主演のスパイダーマン映画でもソニー側の責任者を務めていた。現在、『スパイダーマン4』の制作が予定されており、ソニー・ピクチャーズの体制が今後どのように変化するのかが注目される。

SSUシリーズは終了したものの、ソニー・ピクチャーズは現在もスパイダーマン関連作品の制作を続けている。具体的には、アニメ映画『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』や、ニコラス・ケイジ主演のドラマ『スパイダーマン・ノワール』の制作が進行中だ。また、スパイダーマンの映像権は引き続きソニーが保有しているため、スタジオの今後の計画には引き続き注目が集まるだろう。

ゆとぴ

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