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現在ハリウッド業界は数十年ぶりの危機に瀕している。
俳優たちに対する低賃金や保険、そしてAIを使用などによる要求でスタジオと全米俳優組合の折り合いがつかず、43年ぶりのストライキに突入してしまった。
これにより多くの映画やドラマ作品の撮影はストップ、さらには宣伝活動なども禁止されているため、日本では『ミッション・インポッシブル』のイベントでトム・クルーズの来日がキャンセルされてしまった。
非常に広範囲に影響が考えられる今回のストライキについて、業界最大手の一つであるウォルト・ディズニー社CEOのボブ・アイガー氏がコメントをしている。
俳優組合が要求する内容については一定の理解を示すものの、コロナ禍からの回復期や世界情勢などを挙げて、ストのタイミングについては苦言を呈しているようにも感じる。
個々の要求についてどのように答えるかはコメントはしていない。
ちなみにジェームズ・ガン監督の弟で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズではクラグリンを演じたショーン・ガンは、ボブ・アイガー氏の名前を出して、彼のような幹部陣が現場の俳優に比べてあまりに高額な報酬を得ていることを痛烈に批判している。
Sean Gunn says “in 1980, CEOs made 30x what the lowest worker was making, now Bob Iger makes 400x what his lowest worker is making.”
“I think that’s a fucking shame Bob, and maybe you should look in the mirror & ask why is that? Is it morally okay?” pic.twitter.com/yJkbz9QT28
— DiscussingFilm (@DiscussingFilm) July 15, 2023
今回の俳優組合のストライキについてマーベル・スタジオの方は、内部のスタッフに向けたメッセージを出しており、その内容を海外メディアが伝えている。コメントは代表のケヴィン・ファイギ氏と、プロデューサーのルイス・デスポジート氏が書いたものだ。
現状脚本家組合もストライキの真っ只中であり、俳優組合とともにストライキを実行するのは60年以上ぶりだ。ハリウッド業界が大きな変革期を迎えていることは間違いないだろう。
今後も状況が変化し次第お知らせをしていく。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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