MCUのリセットはどのような方向性で行われる? ー 削除される出来事も

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』以降のMCUシリーズで注目されているのは、マーベル・スタジオが目指すリセットがどこまで世界をやり直すのかという点だろう。

現在出回っている海外スクーパーからの情報によれば、『シークレット・ウォーズ』後に行われるとされるリセットは、シリーズ全体の大幅改変ではなく、いわば“細部の調整”にとどまる見込みだという。

具体的には、観客やマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏が「忘れたい」あるいは「作り直したい」と考える小規模な出来事を整理しつつ、一部のヒーローやヴィランを復活させる方向が検討されているとされる。

以前までのタイムラインについては「75〜80%」を維持しながら、矛盾や評価の割れた要素を最小限の改変で調整するというアプローチだ。

これまであった大きな出来事をなくすのではなく、あくまで既存の歴史を土台にした“軽微な調整”としてリセットされるようだ。またこれによりアイアンマンやスティーブ・ロジャースのキャプテン・アメリカのような人気キャラクターの再登場や俳優交代を自然に織り込みつつ、シリーズにとっての負債を軽くしていくことも狙いだと思われる。

注意したいのはこのリセットは「過去作の否定」ではなく、大枠の出来事やキャラクターたちの歴史の積み重ねは残しながら、矛盾した設定や整合のズレを直すことが主な目的である。加えて新旧ファン双方が受け入れやすい入り口も用意し、単独作の敷居も下げる効果が期待できる。

もちろん調整する出来事次第ではファンの間で意見が割れることも容易に想像できる。いまだ続編が作られない作品やクリフハンガーのまま放置されたシーンなどは数多く存在し、それらを単純に無かったことにするのか、それとも何らかの理由付けをしながら調整していくのかも注目したい。

新たなMCU世界にはファンタスティック・フォーやX-MENなどのミュータントも存在する見込みであり、新しい要素を既存の歴史とどのように織り交ぜていくのかも気になるところだ。

ちなみに似た事例では競合のDCスタジオがDCEUシリーズからDCUシリーズへ実質リブートを行っているが、『スーサイド・スクワッド』や『ピースメイカー』など一部の作品の出来事はそのまま存続することが明らかになっている。

DCほどの大型リセットではないものの、MCUシリーズの世界がどのように作り直されていくのか今後の情報に期待しておこう。

まるで手術のような繊細さが必要ですね

ゆとぴ

ゆとぴ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

@frc_watashi_ame

ゆとぴのトイハコ

@frc_hero