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マーベル・スタジオに立ち上げから参加していたベテランプロデユーサーのビクトリア・アロンソ氏。
彼女は先日突然ウォルト・ディズニー社から解雇され、マーベル・スタジオ代表ケヴィン・ファイギ氏の右腕的な存在だっただけに、ファンの間でも動揺が広がっていた。
解雇の理由には、アロンソ氏が度重なる競合他社作品への参加による契約違反だと報告されていたが、一方で彼女の弁護士は映画でのLGBTQ関連の表現についての意見の対立によって解雇されたことを主張している。
さらに海外メディアは弁護士の主張を掘り下げて詳細を伝えている。
2月に公開された映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』での一部のLGBTQの表現を、クウェートでの上映のためにぼかすように指示をしたマーベル幹部に、視覚効果の代表を務めるアロンソ氏が拒否したとのこと。
そのために映画の編集作業を外部ベンダーに委託することになったと報告している。
記事ではこの衝突が直接的な解雇理由かどうかは断定していないが、弁護士サイドとしてはこれが主な理由であることを主張している。
該当のLGTBTQに関する表現というのは、劇中でスコット・ラングが街なかを歩くシーンで、過ぎ去る店頭の窓に虹色の旗やゲイ・プライドの文言が書いてあるというもの。ストーリーに直接的に関与しているものではないが、クウェートでの表現規制が細かい部分まで至る場合にはそれらのシーンも影響してくる可能性はあるだろう。
いずれにしても両者の主張は食い違っており、アロンソ氏側は法的処置も検討していると報告しているため、事実関係は今後明らかになっていくだろう。
マーベル・スタジオ側は彼女の解雇に直接的に関与はしていないとされており、いまは彼女の空席を埋めるための人材配置を行っていると思われる。いまのところ後続については伝えられていない。

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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