幻のサム・ライミ版『スパイダーマン4』、アンジェリーナ・ジョリー出演を想定していた ー ヴァルチャー登場も

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ソニー・ピクチャーズがかつて制作を予定していたサム・ライミ監督の映画『スパイダーマン4』
ご存知の通り制作されることはなく、プロジェクトはアンドリュー・ガーフィールドの『アメイジング・スパイダーマン』シリーズへと置き換えられることとなった。

最近米国にて発刊されたシーン・オコネル氏による本『Great Power: How Spider-Man Conquered Hollywood During The Golden Age of Blockbusters』では、かつて計画された『スパイダーマン4』に関する内容に言及されており、そこで女優のアンジェリーナ・ジョリーの出演が想定されていたことが明らかになった。

この映画ではメインヴィランにヴァルチャーが登場する予定で、最終的にはスパイダーマンとの闘いのなかで死亡してしまう。
そんなヴァルチャーの死を受けた彼のは、ヴァルチャーの遺志を継いでいくことを決意するといった内容になっていた。

その娘役がアンジェリーナ・ジョリーだったとのことだ。
彼女の役はヴァルチャーの娘ということ以外にも、デイリー・ビューグル社を買収しようとしていたベンチャー企業の幹部としての顔も持っているキャラクターだ。

キャラクター自体はこの映画オリジナルのもので、この映画が実現していたらさらに『スパイダーマン5』や『スパイダーマン6』へと続いていってもおかしくはない作品だったに違いないだろう。

ちなみにヴァルチャー役にはジョン・マルコヴィッチの出演を想定していたこともわかっている。ヴァルチャーの翼もより現実的なものにすべく、カミソリのように鋭い刃を持つ羽を飛ばすようなものにアレンジされていたとのこと。

この内容を知ってしまうとぜひとも見てみたいところではあるが、結果的にはヴァルチャーは『スパイダーマン:ホームカミング』に登場し、設定は異なるがその娘のリズも登場している。
さらにはアンジェリーナ・ジョリーもマーベル映画『エターナルズ』でセナを演じており、別の形ではあるが結果的には『スパイダーマン4』で計画されていたことが叶ったとも捉えることができる。

トビー・マグワイアが演じたスパイダーマンは『スパイダーマン3』での出来事以降どのような活動をしていたかはわかっていないが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に登場した祭はスパイダーマンとしての活動を継続しており、それにより腰を痛めていたり、MJとは前向きな形での別々の道を進むことになっていることもわかっている。
ファンとしてはぜひともその描かれることがなかった彼の物語を見てみたいところだ。

スパイダーマンの映画は現在新作のアナウンスはされていないが、ソニー・ピクチャーズ側では新たな映画を制作する計画は存在していると言われているため、今後の情報には注目をしておこう。

ゆとぴ

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