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『キングスマン』シリーズや『キック・アス』などを手掛けたマシュー・ヴォーン監督は、かつて20世紀FOXのマーベル映画『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』でもメガホンを取る予定だったのだが、彼が制作に参加することはなく、何らかの理由で降板をすることとなっている。
その後は『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』で監督を務めているが、最近海外メディアのインタビューを受けたヴォーン監督は、『X-MEN3』の降板の裏話を明かし、実はハル・ベリーとの契約のために用意した偽物の脚本が原因だったと話している。
彼はその脚本についてハル・ベリーの脚本と呼んでいたんだ。その時彼女はまだ出演契約にサインをしていなかったんです。なので彼女が望むような内容になれば契約にサインをしてくれるはずで、サインをしたらその脚本は破棄すると言っていました。私は驚きました。オスカーを受賞した女優にそんなことをするつもりなのか?それなら私は降りますと言ったんだ。だから辞めたんだよ”
非常に詳細に当時の裏話を明かしたヴォーン監督。
まさに政治的な話であり、ハル・ベリーの出演のために偽物の脚本を用意したことは、クリエイターとしての信念として許すことができなかったのだろう。
実際にハル・ベリーに対して偽物の脚本が使用されたのかは不明だが、ハリウッドの上層部の手段を選ばないような行動は衝撃的ではある。
ちなみにヴォーン監督は『X-MEN3』を降板した後、「もう二度とこの業界では働くことができない」と脅されたと話しているが、それを言い放った男は後に制作された『キック・アス』を見て、「そんなつもりで言ったわけではない」と弁明してきたと振り返っている。
事実、ヴォーン監督は『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の制作を手掛けている。
マシュー・ヴォーン監督が『X-MEN』やマーベル映画の制作に戻ることはなさそうだが、彼は『キック・アス』のリブート版の制作を予告するコメントをしていた。今後の新たな情報にも注目をしておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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