なぜ『サンダーボルツ*』は『ブラック・ウィドウ』の続編ではないのか? ー 監督が解説

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MCUシリーズは最新作『サンダーボルツ*』の公開を間近に控えており、本作は久々のクロスオーバー映画としても注目されている。

サンダーボルツのメンバーとして中核を担うエレーナ・ベロワは、『ブラック・ウィドウ』で初登場したキャラクターであり、同作からはレッド・ガーディアンとタスクマスターも再登場している。

物語としても『ブラック・ウィドウ』の続きのような側面を持つが、『サンダーボルツ*』は正式な続編ではない。その理由について、ジェイク・シュライアー監督SFXとのインタビューで語っている。

”あまり多くのことを明かすことはできませんが、この映画でデヴィッド・ハーバー(レッド・ガーディアン)とフローレンス・ピュー(エレーナ)を素材として扱っているものは多くあり、過去の関係性にも関係しています。(中略)彼らはMCUの世界の歴史から引き出してきて、なにか新しいことを伝えようとしています。『ブラック・ウィドウ』の続編という感じではないと思います。むしろこのユニバースの様々な場所からキャラクターを抽出したような感じですね。確かに映画の物語の一部ではありますが、『ブラック・ウィドウ』の出来事がベースとなった映画ではありません”

この発言からも、『サンダーボルツ*』がクロスオーバー映画として制作されていることがうかがえる。

各キャラクターにはそれぞれ異なる背景があり、『ブラック・ウィドウ』もその一部に過ぎない。そのため『サンダーボルツ*』は、特定作品の続編というよりも、MCUの複数作品を横断するクロスオーバー映画という位置づけとなる。

シリーズおなじみの『アベンジャーズ』に近い形式でもあり、本作ではチームとしてのキャラクターの深堀りに重点が置かれている。

将来的に『ブラック・ウィドウ』の続編が制作されるかは不明だが、MCUフェイズ5最後の映画としても重要な位置を占める『サンダーボルツ*』がどのような結末を迎えるのかにも注目しておきたい。

『サンダーボルツ*』は2025年5月2日に日米同時公開予定だ。

ゆとぴ

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