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MCUシリーズは2008年の『アイアンマン』から今年で10周年を迎えています。先日にはそれを記念したキャスト、スタッフによる集合写真がアメコミファンの間でにわかに沸き立ちました。
それではなぜ『アイアンマン』がシリーズの1作目となったのでしょうか?
そこには少し意外な理由がありました。
子供たちはアイアンマンの玩具を欲しがっている
アメリカの情報誌ウォールストリートジャーナルでは、大人気のMCUシリーズの1作目がなぜ『アイアンマン』だったのかを報じています。
・The ‘Black Panther’ Movie Deal That Didn’t Get Made
2002年にソニー・ピクチャーズが『スパイダーマン』により大きな功績を遺す一方、新たなフランチャイズ映画を計画していたマーベルのアイザック・パルムッター氏は当時、マーベルが映画から大きな収益を上げることはないと考えたそうです。
その代り、映画に関連した玩具からなら十分な収益を得ることができる
と目算しました。
そこでマーベルは子供たちに対して調査を行い、「どのキャラクターを映画で観たいか」ではなく、「どのキャラクターの玩具で遊びたいか」を質問しました。その答えとして挙がってきたのアイアンマン。これがきっかけとなりMCUシリーズの1作目は『アイアンマン』に決まったわけです。
実写化で、当時の最新の映像技術で再現されたアイアンマンは、実際に多くの子供、そして大人にも受け、未だにアイアンマンの玩具はハズブロなどのトイメーカーにとっては主力作品となっています。
こういったおもちゃの売り上げに依存するパターンはよくあり、マイケル・ベイ監督の『トランスフォーマー』シリーズは、興行収入もさることながら関連グッズの売り上げが大きく貢献しているとのこと。
また2017年公開された『パワーレンジャー』は興行自体は振るわなかったですが、玩具の売り上げは好調で、そのおかげで続編製作の話も持ち上がっているほどです。
あながち玩具も侮れないですね。
なにがきっかけになるかわからない
もちろんアイアンマンはコミックでも人気のあるキャラクターではあります。しかしそのキャラクター性などが映画化の決め手になったというわけではないのです。
確かにアイアンマンの玩具やフィギュアは魅力的で、当ブログでもバンダイから発売しているS.H.フィギュアーツのアイアンマンシリーズは数多くレビューしています。僕もう虜です。
新作が公開されるたびに新しいフィギュアの発売も楽しみですからね。
これからもアイアンマンの玩具にも注目していきましょう!
次にアイアンマンが登場する『アベンジャーズ インフィニティウォー』は4月27日日本公開です。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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