スパイダーマンがMCUドラマに登場出来ない理由とは? ー マーベルTVトップが言及

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MCUのスパイダーマンシリーズは、現在最新作となる『スパイダーマン4』の製作が間近に迫り、新たな展開にも大きな期待が寄せられている。

ご存知の通り、スパイダーマンの映像権利はマーベルやディズニーではなく、ソニー・ピクチャーズが所有している。これまでのMCUスパイダーマン映画3作品(『ホームカミング』『ファー・フロム・ホーム』『ノー・ウェイ・ホーム』)も、ソニーとマーベルの共同制作という体制で製作されてきた。

また、最近ではDisney+ (ディズニープラス)で配信されたMCUアニメ『WHAT IF…?』へのスパイダーマンの登場や、単独アニメ『スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド』もマーベル・スタジオによって製作・配信されている。

このようにマーベルもスパイダーマン作品を積極的に展開しているが、実写ドラマへの登場はなぜ実現しないのだろうか?

この疑問に対して、マーベル・スタジオのテレビ部門トップであるブラッド・ウィンダーバウム氏は、海外メディアのインタビューで自身が認識している契約ルールについて言及した。

”ルールは正確には把握していませんが、ソニーは長編テレビドラマの権利を持っていると思います。(マーベルは)30分のアニメならつくることが出来ます

ソニーとマーベル&ディズニーの契約において、ソニーが資金提供を行い、マーベル・スタジオが製作する体制が確立されている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の製作前には、資金提供の比率や利益の分配比率も調整され、現在までの協力体制が続いている。

さらに、ソニーが権利を持つスパイダーマン映画では、マーベル側が所有するキャラクターを登場させる条件も含まれているという。実際、1作目の『ホームカミング』ではアイアンマン、2作目の『ファー・フロム・ホーム』ではニック・フューリー、3作目の『ノー・ウェイ・ホーム』ではドクター・ストレンジが登場した。

また、スパイダーマンは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や『アベンジャーズ』シリーズなど、マーベルが所有する映画にも登場可能となっており、キャラクターの権利の共用は比較的自由度が高いといえる。

しかし、実写ドラマに関しては別問題のようだ。マーベル単独でスパイダーマンのドラマを製作したり、他のドラマに登場させることは難しいと見られている。

一方、ソニー・ピクチャーズはAmazonと共同で配信ドラマ『スパイダーマン・ノワール』をニコラス・ケイジ主演で製作中だ。また、ソニーは大ヒットアニメ映画『スパイダーバース』シリーズを展開しており、3作目となる『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の製作も予定されている。

今後もスパイダーマン関連作品は多数製作される見込みだが、ソニーとマーベルの関係性にも注目しながら、シリーズの展開に期待したいところだ。

最新作『スパイダーマン4』は2026年7月31日に全米公開予定だ。

ゆとぴ

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