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2020年は映画業界にとって散々な年だった。ハリウッド映画をはじめとしてほとんどの映画が延期や配信に切り替える対応をせざるを得なくなっている。
そのような中でも映画が公開されなければ製作スタジオも利益を上げることができないため、ワーナーブラザースのような会社は『ワンダーウーマン1984』から2021年に公開を予定している映画をすべて劇場公開とHBO Maxとの同時リリース(米国)を決定した。
そしてマーベル・スタジオにも今後の不透明な状況のなかで新たな動きがあったようだ。
同時リリースの可能性も?
海外メディアのThe Wrapによると、マーベル・スタジオは映画製作における関係者との新たな契約を結ぼうと模索しているようだ。
・Marvel Is Exploring New Talent Deals in Case Films End Up Going to Disney+ (Exclusive)
マーベル・スタジオは新型コロナウイルスのようなパンデミックやその他要因によって、スタジオが劇場での公開を断念し、映画を直接Disney+ (ディズニープラス)へ配信するといった柔軟な対応ができるように、新しい契約を検討中。対象者は映画に関係する俳優や脚本家、監督、プロデューサーなどの主要な人材に向けてのものだという。
ディズニー社が先日行った株主向けのイベントでは現状も映画を劇場公開に向けて動いていると伝えていたが、2021年公開予定の映画も対象になるのだろうか?
しかし気になることに、これらの新しい契約は2022年公開予定の『ブラックパンサー2』以降の作品に適用されるとのことだ。
公開スケジュールから単純に考えれば、『キャプテンマーベル2』などが当てはまる。公開日未定の『ブレイド』や『アントマン&ワスプ:クアントマニア』、そのほか撮影が始まっていない最近発表されたドラマシリーズなども可能性は高いと考えれるでしょう。
そのためワーナーブラザースほどは急いだ対応ではない気がしている。ワーナーが監督や俳優に相談せずに同時リリースを決定したことに物議を醸していたため、マーベルやディズニー社それに先手を打って対応をしようとしていると思われる。
果たして今後の映画業界はどのような変貌をとげていくのだろうか?主要な映画スタジオの動きにも注目しておこう。

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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