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Disney+ (ディズニープラス)で配信されているドキュメンタリー番組『マーベル・スタジオ アッセンブル』は、MCU作品の舞台裏をじっくり見せてくれる貴重な番組として人気だった。
シリーズ第1弾は『ワンダヴィジョン』メイキング回で、2021年3月に配信開始。その後もフェイズ4では『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ロキ』シーズン1『ブラック・ウィドウ』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『エターナルズ』など、MCU作品ごとに「メイキング特番」が用意されてきた。
フェイズ5でも『アントマン&ワスプ:クアントマニア』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』『ロキ』シーズン2『エコー』『マーベルズ』『X-MEN ’97』『デッドプール&ウルヴァリン』『アガサ・オール・アロング』までは配信されていたが、2025年公開作については1本も作られず、そのタイミングでシリーズ自体が6月に正式終了したと報じられている。
では、なぜ終わったのだろうか?The DisInsiderの記事によれば、打ち切りの主な理由は「単純にコストに見合う視聴数がなかったから」であり、ファンからの人気がなかったからといった理由ではないということだ。
『アッセンブル』は既存の本編映像を多く使うとはいえ、1エピソードを作るにはインタビューや現場映像の編集、テロップやタイトルのデザイン、色補正や音響調整など、通常のポストプロダクションと同じ工程が必要になる。
そのため「低予算ドキュメンタリー」とはいっても、Disney+ (ディズニープラス)で配信する以上はそれなりの制作費がかかっていたという。視聴データを精査した結果、そのコストをペイできるほどの再生数や加入者増加にはつながっていなかったというのが、内部関係者からの情報だ。
同時に、ディズニー全体の方針転換も無関係ではないと思われる。2023年以降、ディズニーはストリーミング事業の黒字化を最優先に掲げ、コンテンツ数を絞り込む方向へ舵を切ってきた。
CEOボブ・アイガー氏も「本数を減らし、より大きな視聴者を見込める作品に集中する」と公言しており、その中でDisney+ (ディズニープラス)やHuluでは多数のシリーズが整理されている。『マーベル・スタジオ アッセンブル』も、そのコストカットによって打ち切られたことが考えられるだろう。
今後は、Blu-rayや4K、公式YouTubeチャンネル向けの短いメイキング映像が、かつての『アッセンブル』の代わりになると見られている。ただ、1時間前後の尺で作品世界を深掘りしてくれたシリーズがなくなった穴も大きく、舞台裏も含めてMCUを追いかけたいファンにとっては、かなり寂しい状況になったと言えるだろう。

経営的な判断が大きかったようですね

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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