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ウォルト・ディズニーといえども株式会社である以上は、大株主の声に耳を傾けないわけには行かない。
米国でも有名な資産家で、ディズニー社の3000万株、約25億ドル(2023年10月時点)を持つネルソン・ペルツ氏は以前に、傘下であるマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏の能力を疑問視するコメントを出していた。
ペルツ氏の批判は物議を醸しそうな内容でもあるが、彼は映画ビジネスについてはあまり詳しくはないともしながらも、昨年からディズニー社に対して自身を取締役会に加えるように要求していた。ディズニー社はこれを拒否しながらも、経営改善策を示したことで一旦は落ち着いていた。
しかし以降も業績が回復することはなく、ペルツ氏は改めて自身を含めた複数の取締役選任を迫るとしている。
さらに都合の悪いことに、ペルツ氏は元マーベル・エンターテインメント会長兼CEOのアイザック・パルムッター氏とも親しい間柄でもあるのだ。パルムッター氏は度々ケヴィン・ファイギ氏と衝突してきた人物で、『キャプテン・マーベル』や『ブラックパンサー』の制作にも反対をしていた経緯がある。
結果的にパルムッター氏は解雇されているが、もしペルツ氏が取締役になれば状況は大きく変わる可能性もある。
そんな中でディズニー社が株主に送った書簡のなかで今回のペルツ氏の発言に言及し、ファイギ氏を「マーベルにおける比類ない実績がある」と擁護し、ペルツ氏を批判するコメントを出している。
株主がどのように動くか次第ではあるが、ペルツ氏とディズニー社の溝はさらに深まっていることは確実だ。結果次第では今後の舵取りにも大きな影響がでてくるだろう。
今後新たな情報が入り次第お知らせをしていく。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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