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MCUシリーズの『デッドプール&ウルヴァリン』は、前シリーズの『デッドプール』と『デッドプール2』の続編として製作されているものの、制作会社は20世紀FOXからマーベル・スタジオに変更されたという特殊な背景も持っている。
20世紀FOXはマーベルを傘下に置くウォルト・ディズニー社に買収されたことで名前も20世紀スタジオに変更され、旧FOXが所持していた『X-MEN』などの権利も実質的にマーベルに戻ったことによって今回のMCUでの『デッドプール&ウルヴァリン』が実現することになった。
そんな今作では20世紀FOX関連の裏事情をいじる演出もあり、デッドプールとウルヴァリンが送られた虚無空間には、ファンファーレでおなじみの20世紀FOXの巨大なロゴの残骸が横たわるというトンデモなセットも作られていた。
映画を制作したショーン・レヴィ監督の海外メディアでのインタビューによると、どうやら虚無空間ではさらに旧FOXの遺産をいじるような演出のアイデアがあったことが明かされた。
結果的に採用はされていなかったようだが、レヴィ監督は最も優れたものが勝つとしてアイデアの出し合いをしたとコメントしている。
またレヴィ監督自身も全てを知っているわけではないとし、今後配信される映画でファンが見つけてくれることを期待もしているという。
『デッドプール&ウルヴァリン』ではこういったデッドプールらしいメタ的な小ネタも多くあり、その背景を知っていることでより一層楽しめる映画となっている。
特に旧FOXで展開されてきたマーベル映画のキャラクターたちを知っていると、ラストバトルでの感動もひとしおになるだろう。
『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年11月12日よりDisney+ (ディズニープラス)で配信開始予定だ。
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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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