『キャプテン・マーベル』監督、90年代を描く難しさを語る ー 「昔に感じなかった」

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MCUシリーズの映画『キャプテン・マーベル』は、1990年代を舞台とした作品であり、シリーズの中でも珍しい時代設定が特徴だ。

すでに30年以上前の時代となる1990年代だが、本作を手がけたアンナ・ボーデン監督とライアン・フレック監督にとっては、それほど遠い昔のようには感じられなかったという。

最近の海外メディアのインタビューで、フレック監督は次のように語っている。

ライアン・フレック:“90年代は私にとっては遠い昔の感じがしなかったから、描くのはむしろ難しかったと思います。10代を過ごした時代で、97年には高校を卒業し、自立した気分になっていました。80年代は完全に子ども時代だったので、ずっと遠い過去のように感じたんです。だから、時代感を出すなら80年代の方が簡単だったと思います。”

『キャプテン・マーベル』の舞台は1995年頃。アベンジャーズが結成される以前の時代を描き、キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルのオリジンが語られる。若き日のニック・フューリーも登場し、彼が「アベンジャーズ構想」を考案するきっかけも描かれていた。

作中には、当時を象徴するアイテムや描写も数多く登場する。たとえば、かつてレンタルビデオ事業を展開していたブロックバスターの店舗、90年代の音楽、テクノロジー、ファッションなどが随所に登場し、懐かしさを感じさせる演出となっていた。

だが、監督たちにとって90年代は「少し前」の感覚だったため、その時代性を客観的に表現することは想像以上に難しかったようだ。

観客の中にも、90年代をそこまで昔と感じていない人は多かっただろう。しかし、それでも本作は90年代という時代背景がキャプテン・マーベルの物語とマッチしていたこともあり、当時高い評価を得ていたのは事実だ。

今後、MCUが再び90年代の物語を描く可能性は高くないかもしれないが、『キャプテン・マーベル』が証明したように、時代をうまく活用した物語づくりは今後の作品でも参考になりそうだ。

ゆとぴ

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