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『ブラックパンサー』でティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンは、MCUにとっても映画史にとっても特別な存在だった。だがチャドウィックは2016年に大腸がん(結腸直腸がん)の診断を受けてから、闘病を続けながら複数作品を撮影し、2020年に43歳の若さで亡くなっている。
彼のがんについては公開されておらず、より一層世界中の映画ファンに衝撃を与えていたが、彼の妻であるシモーネ・レッドワード・ボーズマンがインタビューで「なぜ公表しなかったのか」についてを説明した。
理由は病気によって特別扱いされたくなかったからだ。人からの見られ方や扱いが変わり、仕事そのものに影響が出ることを避けたかったからだという。彼は同情や特別扱いを受けるより、役者として現場に立ち続けることを優先した。
そしてもう一つ大きいのが、情報が外へ漏れていくリスクである。共有した時点で、意図しない形で広がり、本人の手からコントロールが離れる危険がある。シモーネは「話す相手が増えるほど、どこかで別の形になって風に乗ってしまう」とも語っており、だからこそ知っていたのはごく少数の家族と友人だけだったという。
公表しない選択は、結果的に周囲の驚きを大きくした。一方で、チャドウィックが残したかったのは「病気に耐えた人」という物語だけではなく、作品と仕事そのものだったという見方もできる。シモーネも、彼の人生が“死に方”だけに圧縮されることを望んでいないと語っている。
重い話ではあるが、彼の沈黙は単なる秘密主義ではなく、役者としての矜持と、周囲を守るための現実的な判断の積み重ねだったのだろう。公表するかどうかは本人と家族の領域であり、外側が正解を決められる話ではない。ただ、こうして言葉として整理されたことで、あの4年間が「隠していた」という一言では片づかない時間だったことが、少しだけ伝わってくる。

本人が一番辛いからねぇ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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