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『トロン』シリーズは最新作『トロン:アレス』で物語に大きく舵切る。
舞台は前作『トロン:レガシー』から14年後の世界で、物語は新キャラクターたちを中心に展開される予定だ。解禁されている情報のとおり、前作から戻る顔ぶれはジェフ・ブリッジスのみで、その他のキャストの続投を期待したファンには驚きの方針である。
この点について、映画を指揮したヨアヒム・ローニング監督とプロデューサーのジャスティン・スプリンガー氏がGamesRadar+の取材に応じ、キャスティングの判断の背景を説明している。ローニング監督は、出演者の不在が単なる「冷酷な決別」ではないことを強調した。
一方でスプリンガー氏は、過度なカメオ投入は物語の重心を曖昧にするとし、今作は新章の語り直しに集中する方針だと述べた。『レガシー』から14年後という時間設定も、過去と現在を無理に接続せず、新しい主人公アレスと新規キャラクターたちに観客の視線を定着させるための設計だという。
ローニング監督はまた、シリーズの世界観を尊重しながらも、新作は「旧キャラクターを前面に押し出さなくても成立する物語」にしたと説明している。すなわち、過去への依存を減らし、実世界に“侵入”するAI兵士アレスを軸に、現実とデジタル世界が衝突する新たな物語を描く狙いがあると言及している。
これは新規層にとっても映画の世界観にすぐに入るこむことができる演出でもあるため、『トロン』シリーズの新たな再スタートを切る作品であるとも言えるだろう。
『トロン:アレス』は2025年10月10日より日本公開予定だ。

映画情報サイト「Ginema-nuts(ギネマナッツ)」の編集部です。
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