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ソニー・ピクチャーズのソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)シリーズの映画『マダム・ウェブ』は、公開直後から映画批評家やファンから酷評され、興行収入も大きく落ち込んだ。そのため、本作がSSUシリーズ終了の決定打になったとも言われている。
映画の公開前にはさまざまなウワサが飛び交っていた。サム・ライミ版『スパイダーマン』や『アメイジング・スパイダーマン』の世界を舞台にしている、MCU世界とつながりがある、あるいはトム・ホランドのスパイダーマンが登場するといった期待もあった。しかし、いずれも実現することはなく、結果的にSSUの中でも独立性の高い作品に落ち着いた。
最近、海外の掲示板に投稿された画像では、映画館で回収された『マダム・ウェブ』のポップコーンバケットとドリンクカップが確認され、そのデザインには「デイリー・ビューグル」の新聞紙で巻かれたようなビジュアルが施されていた。
注目すべきは、そこに記載された文字である。サノスやアイアンマンことトニー・スターク、キャプテン・マーベル、ドクター・ストレンジ、ソーなど、MCUに登場するキャラクターの名前が確認できるほか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場するドラックスやグルートのセリフ「I AM GROOT」も含まれている。
このことから、『マダム・ウェブ』は当初、MCU世界との接続が計画されていた、あるいは舞台設定そのものがMCUに近いものであった可能性が浮上している。
一方で、ドクター・オクトパスの名前も見られることから、実際にどのユニバースを描こうとしていたのかは定かではない。最終的にこれらのアイテムは発売されることなく回収されたことからも、映画自体に大きな変更が加えられたと考えられる。
そもそもソニーはスパイダーマン関連のキャラクター以外の権利を持っていないため、これらのアイテムを商品化するにはマーベル・スタジオとの連携が不可欠だ。何らかの事情でその許可が下りなかった可能性もある。
いずれにしても『マダム・ウェブ』は、シェアード・ユニバース作品でありながら、それを強く感じさせない内容となっていた。劇中ではピーター・パーカーの誕生も描かれたが、当初の予定ではヴィランに狙われる重要な存在だったはずの彼の扱いも、結果的には物語にほとんど関係しないものとなっていた。
『マダム・ウェブ』は現在デジタル配信中だ。

これは非常にもったいない・・・

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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