『ドクター・ストレンジ』監督、ホアキン・フェニックス起用の可能性があった ー 「本当に感銘を受けた」

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MCUシリーズのヒーローたちの中でもダントツの人気を誇り、根強い人気をもつドクター・ストレンジ

彼を演じるベネディクト・カンバーバッチにとってもアイコン的なキャラクターになっており、今では彼以外にドクター・ストレンジを演じられる俳優は考えられないほどにはまり役となっているだろう。

しかし実はキャスティングの当初は『ジョーカー』でアカデミー賞を獲得したホアキン・フェニックスも候補に挙がっており、かなりのところまで近づいていたと言われている。

そんなホアキンについて『ドクター・ストレンジ』を制作したスコット・デリクソン監督は、当時彼とどのような交流があり、そしてなぜ起用することを見送ったのかを明らかにした

”私が言えるのは、彼と一緒に時間を過ごしたということだけです。私は彼と数時間の長い午後を過ごしましたが、彼の考え方については本当に感銘を受けました。たくさんの俳優に会ったが、最も多くの時間を一緒に過ごしたのはホアキンだった。ただ話をしていくうちに、ホアキンはこの映画には合わず、おそらくMCUにも合っていないことがわかりました。彼は俳優として非常に具体的な目標を持っていて、非常に具体的な演技手法を持っているので、合わないかもしれないということが私たち二人で明らかになったことだと思います。”

スコット・デリクソン監督とホアキン・フェニックスは長く同じ時間を過ごしながら、お互いを理解するために話し、ドクター・ストレンジというキャラクターについても話し合ったようだ。結果的には俳優としてのホアキン・フェニックスが、当時のMCUには合わないという結論によって起用することを見送ったとのことだ。

ちなみにベネディクト・カンバーバッチについても触れており、彼を起用するために映画の公開日を変更したことも明らかにしている。

”ベネディクトは非常に誠実な人で、その役の重要性と、それが自分の人生にどのような影響を与えるかを理解していました。(中略)彼がとても懸念していたのは、複数の映画に出演することだったと思うが、それは彼がこれまでにやったことのないタイプのものだった。ケヴィン・ファイギと私は、「ベネディクトを起用するならば、日付を変更する必要がある」と話した。ケヴィンはボブ・アイガー(ディズニーCEO)とアラン・ホルン(元ディズニー会長)のところに行き、私が言ったことを彼らに話しました。ベネディクトを獲得するために公開日を変更した”

ドクター・ストレンジは単独映画以降に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』にてメインキャラクターとして活躍し、その後は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にも登場、そして単独映画2作目の『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』
が公開された。

これ以降のストレンジの活躍はまだ公式には発表されていないが、単独映画3作目や『アベンジャーズ5』、『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』での活躍にも期待をしておこう。

『ドクター・ストレンジ』シリーズはDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

ゆとぴ

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