ハイ・エボリューショナリー、コミックと異なる理由は”取捨選択” ー 俳優の役作りも影響

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※この記事には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCU最新作の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』が公開され、ファンからは大いに称賛されている。

既に興行収入ではフェイズ5の中で最高の成績を収めおり、初めて登場したキャラクター達とともに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズは見事な有終の美を飾っている。

今作には新キャラとしてカワウソのライラ(リンダ・カーデリーニ)アダム・ウォーロック(ウィル・ポールター)、そしてハイ・エヴォリューショナリー(チャック・イウジ)といった新キャラクターが登場している。

特にハイ・エヴォリューショナリーは今作のメインヴィランとなっており、MCUシリーズにおいても非常に存在感のあるヴィランになっていた。

一方でコミック版とはかなり異なる姿にもなっており、彼のバックグラウンドについても多くは掘り下げられることなかった

このことについてチャック・イウジは海外メディアのインタビューで、MCU版ハイ・エヴォリューショナリーが原作と異なる理由について語った。

“脚本には十分なほどに大量の情報がありましたが、この映画のために必要だったのは、ロケットのバックストーリーだけでした。ハイ・エヴォリューショナリーの母親が誰なのかとか、またはどこの惑星出身なのかとかは、私にとっては重要ではありませんでした。”

映画ではロケットから見たハイ・エボリューショナリーとの因縁に主に焦点を当てており、ある意味では寄り道も少なく、うまく取捨選択をしたことで、ストーリーのメインが誰なのかをはっきりと描いていた。

イウジは続けて、俳優としての自身の役作りについても語っている。

“私は基本的に、この作品だけでなく全ての作品において、過度にリサーチすることには慎重なタイプです。それは時に、細部にこだわりすぎてしまい、それが映画に持ち込まれてしまうからです。そして、「私のキャラクターはこれをするとは思えない」という考えが出てくる。(中略)なので、私はジェームズ・ガン監督とは議論しませんでした。実際、彼が行ったインタビューを読んで、ハイ・エヴォリューショナリーが80年代に地球を訪れたということを初めて知りました。それは非常に興味深いことだと思いました。「何年も前に地球を訪れた」という一言だけで、それが全てです。”

こういったチャック・イウジの役作りに対する姿勢も、ハイ・エボリューショナリーを魅力的なヴィランに作り上げたのだろう。

映画のラストでは明確に死亡した描写は描かれず、燃え盛る宇宙船の中に取り残されたままで、その生死は不明だ。
今後のMCUに再登場するかは不明だが、その際はさらなる強敵として描かれることにも期待をしておこう。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』は2023年5月3日より劇場公開中だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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