『ウェアウルフ・バイ・ナイト』は特撮風な作品に? ー モンスターは将来のMCUにも重要に

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MCUシリーズの本格的なホラー作品としてDisney+ (ディズニープラス)で配信予定の『ウェアウルフ・バイ・ナイト』
今作は予告編からも分かる通り狼男やフランケンなどのモンスターが登場し、さらには演出としてもモノクロになっているという特殊な作品となっていることでも話題だ。

そんな今作でメガホンを取ったマイケル・ジアッチーノ監督は、マーベル・スタジオが得意なCGをあまり多用しないで撮影を進めたことを海外メディアのインタビューで明らかにした。

『最初からこの作品がグリーンやブルースクリーンの祭りになることを望んではいませんでした。可能な限り実際のセットで撮影をしていきました。私たちは本物が欲しかったのです。これらのセットはすべて本物で、あなたが見るものはすべて本物。モンスターが実在すると思うのは難しいかもしれないですが、視聴者だけでなく、俳優たち自身もそれにリアルさを感じていれば、これが何らかのチャンスに繋がると思いました。』

いわゆるモーションキャプチャースーツを俳優が着て、後からCGでキャラクターを描き出すのではなく、実際に俳優に特殊メイクを施すことでリアルなモンスターたちを表現したと明かしたジアッチーノ監督。
日本の作品に例えるとしたら”特撮”のような手法で撮影されたのが今回の『ウェアウルフ・バイ・ナイト』というわけだ。

そのおかげか、予告からもゴシックホラーのテイストが存分に表現されており、今までにないMCU作品になることは間違いないだろう。レトロな映画のような雰囲気も十分伝わってきた。

またジアッチーノ監督は将来的にモンスターたちがMCUシリーズに影響を及ぼしていくことへの期待感もコメントしている。

『多くの映画、そしてマーベル映画でさえ、モンスターは殺すもの、倒すものとして使われてきました。でも私はモンスターは問題を抱えている人間のようなもので、それを解決することができずに助けを必要としているのです。私が子供の頃にモンスター映画が好きだったのは、彼らが助けを必要としている苦しみを抱えた人間たちの寓話だったからです。そしてそれこそが今回の作品において必要なものだと感じました。なにか違うぞ、ぶっ壊そうぜ!みたいな』

特殊な能力を持ってしまったことによってモンスター化した人間を描くような作品は過去にも数多く存在しているが、MCUシリーズにおいてはまだそこまで扱われたことはなかった。
ハルクのような、見方によってはモンスターとも取れるキャラクターも存在しているが、今回の『ウェアウルフ』ではよりそこに焦点を当てた物語になっていくことは間違いないだろう。

ジアッチーノ監督のモンスターや撮影方法に関するこだわりがどこまでのものなのか注目しながら今作に期待をしておこう。

『ウェアウルフ・バイ・ナイト』は2022年10月7日よりDisney+ (ディズニープラス)で配信予定だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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