マッツ・ミケルセンが大阪コミコン2024ステージに登壇! ー 日本のファンのクレイジーさを語る

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インテックス大阪で2024年5月3日(金・祝)から5日(日・祝)まで開催している大阪コミコン2024のステージに、様々な作品に出演し、日本でも人気のある俳優のマッツ・ミケルセン氏が登壇した!

今回はゲームクリエイターで、マッツ氏とも親交の深い小島秀夫氏も登壇し、映画からゲームまで様々なトークをしてくれた。

さらにトークセッションの前にはノーマン・リーダスが飛び入り参加し、奇跡のスリーショットも披露!


▲マッツ・ミケルセン氏、小島秀夫氏、ノーマン・リーダス氏のスリーショット

小島氏はマッツ氏と会うのが5ヶ月ぶりだと明かし、マッツ氏もノーマン・リーダスを含めて再会できたことに感銘をしていた。

”同じ気持ちです。とても懐かしいです。秀夫さんとはですね、何度かその場にもお会いしてますし、ノーマンとはまた別でも会ってるんですけど、3人揃っていうことで、とっても懐かしいです”

小島氏は自らが手掛けるゲーム『デス・ストランディング』に触れ、続編ではマッツ氏は出演しないことを明かしながらも、ゲームの制作に参加した当時のことを振り返った。

ファンタスティックでクレイジーな経験だったと思います。小島さんの作る世界観を理解するのに、ノーマンと私で顔見合わせながら「ん?」っていう感じだった。でも絵を見せていただいてこの世界に飛び込んでいこうと身を投じてみました。
そうしたら本当にアメイジングな経験だったと思います。小島さんはとってもクリエイティブな方で、私たちの扱いもまるで神のように扱ってくださって感謝してます。”

小島氏も同様にゲームを制作時のマッツ氏との思い出を共有した。

”一緒にご飯とかも撮影終わったから行ってたので、いろんな思い出がありますね。その食事のときにマッツさんを主演にした企画があったんですよ。『マッツ・マックス』という(笑)。それを言ったら、失笑されました。けど、実は中身結構ちゃんとしたやつだったんです”


▲「もう1回ご飯を食べに行かせていただけたらと思います。そこで聞きたいです」と返答するマッツ氏。

また代表作であるドラマ『ハンニバル』について聞かれたマッツ氏は、新作制作の可能性についても言及をした。

”実はヒュー(・ダンシー)やブブライアン・フラー(製作総指揮)に会うたびに新シーズンの話は挙がるんです。でも私たちがそれを決めることはできないので、まだちょっと空中に浮かんでいる状態という感じです。
もし2、3年以内にできれば、私たちもあまり歳を取りすぎないで済むと思いますので、撮れたらなと。”
小島:”CGで任せることできる”
マッツ:”だから小島さん大好きなんです。”

また『デス・ストランディング』以外でも小島氏が手掛ける作品に参加したいかと聞かれたマッツ氏は、即答で出演にオープンであると回答した。

”はい、もちろんです!小島さんと仕事をしたことがあるという方ならお分かりだと思うんですけれども、他の人と仕事することが想像できないぐらいなんです。そして私はゾンビ大好きなので、ゾンビものだとか、あと飛び回るフライングカンフーも大好きなので、そういったのもいいんじゃないでしょうか?”
小島:”わかりました。ゲームじゃなくても映画もいずれ撮ると思うので。”
マッツ:オペラでもやっちゃいますか。

次にマッツ氏の感情の特徴や表現力の素晴らしさに感動しているというファンからの質問で、役に入り込む方法について、脚本やストーリー、そして監督とともにキャラクターを作り込んでいると、演じることへの姿勢を明かしてくれた。

”毎回違うアプローチを取るんですけれども、まずは、脚本とストーリーが最も重要と言えます。
その次に監督と話をする。一緒に話をする中でキャラクターにたどり着いていくという感じです。監督と話した後にいろいろ考えて決める、そしてそれを監督からフィードバックを受けるという感じです。”

またファンからのユニークな質問として、昨年の大阪コミコンを「一番クレイジーなコミコン」と表現し、東京コミコンを「クレイジーな週末だった」とコメントしたことに触れ、日本のコミコンのどこがクレイジーに感じたかを話してくれた。

”とにかく人が多いということ。そして、皆さんがとても規律を守っていらっしゃるということがユニークだと思います。
全く音が聞こえないシーンとしてる状況だったとしても、会場を出ると、爆発的にウワッとなるそのエネルギーがすごいと思います。デンマークではですねノイズがすごくてこんなことあり得ないんです。
こういう美しい皆さんのその気持ち、その盛り上がり伝わってくることがクレイジーだと思います”

そしてファンからのリクエストで、マッツ氏の母国デンマーク語で「マッツ様素敵」を会場のファンに伝授するシーンも。

”日本語での「様」という言葉はデンマークにはないんです。なので「キング・マッツ」と言ってもらえた方が、音の響きがいいです。そしてデンマーク語では「コン マス ドゥ エア ファンダスディス」といいます。”

またMCのLiLiCo氏からは『しあわせな孤独』『アナザーラウンド』やアメリカの大ヒット映画まで多くの作品に幅を持って出演していることに触れ、正体的にどのような俳優としての活動をしたいかの質問を受けた。

”好きなことにまずは集中してやっていきたい、それがどこからの映画なのかどこで作られる映画なのかっていうのはあまり気にせずに行っているところもあります。
一方でデンマークでは絶対にできない仕事、できない作品っていうのがあります。アメリカや日本、例えば小島さんとの仕事なども、それならではの仕事っていうのがあります。
特に子供の頃に自分が親しみを持ってやってきたことを叶えられるととても幸運だと思っています。

でも一方でデンマーク以外のでの仕事をすると、デンマーク語が懐かしくなってしまったり、また小さなストーリーにも携わりたいなという気持ちがあるので行ったり来たりという感じになっています。でもそれもとても幸運なことだと思っています。”

このあと、ヨーロッパの映画祭で賞を受賞した際のマッツ氏の以下のスピーチにも触れ、若いクリエイターなど、悩んだときのアドバイスを共有してくれた。

「僕らにも若手のときがあって今がある。だから君達も今の自分を誇りに思って時代を作っていってほしい」(マッツ・ミケルセン氏のスピーチ)

”私よりもですねこの人生のアドバイスをするのに適してる人っていうのは他にいるかもしれないですけれども、もし私が言うのであれば、好きなことをやっているかどうかということがひとつ、一方で他の人がおそらくこう好きだろうなと思うことをやるということもまた別だと思うんです。なので自分の信じることをまっすぐにやっていくことによって自分も誇らしく思えるようになります”

そして12月20日公開予定の映画『ムファサ:ライオン・キング』の見どころをコメントしてくれた。

”ただストーリーの中身についてお話してしまうとですね、おそらくこの中に仕込まれている10人ぐらいのスナイパーに狙い撃ちされますのでお話することはできないんです。言っても問題ないというところは、ムファサがどうしてムファサになったのか、スカーがどうやってスカーになっていくのかっていうところが語られます。その中でキロス(マッツ・ミケルセンが演じるキャラクター)もこの2人を厄介なことに巻き込んでいきます”
“私は他の方がどういうふうに進めているかどうなっているのかっていうのを知らずに自分の部分だけやってきました。なので映画がどういうふうに仕上がっているのかっていうのは、とっても楽しみです。皆さんと同じような気持ちで公開を待ってみたいと思います”

映画やゲーム、また国を選ばずに幅広く活躍しているマッツ・ミケルセンの貴重はトークを聞けるステージとなった。

『大阪コミコン2024』は2024年5月3日(金・祝)~5月5日(日・祝)までインテックス大阪で開催中

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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